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システム思考研究会 Systems Thinkers Applied Research

 

システム思考の実践で世界が変わる

 

システム思考の実践研究

 

STARクラブは、2008年にスタートしました。その前身は「システムコーチング研究会」です。日本にまだ「システムコーチング」(ORSC:Organization and Relationship SystemsCoaching)が上陸する前に少人数でシステムコーチングの実践研究を重ねていたのです。

 

STARクラブは「システム思考の実践研究」が出発点です。その名もSystemsThinkersAppliedResearch、システム思考者による応用研究となっています。

 

聞くところによると、システム思考のバリエーションには数百もの学派・流派があるそうです。

 

STARクラブでは、特に、ロバート・フリッツの創造構造論、ピーター・センゲの学習する組織、オットー・シャーマーのセオリーU、プロセス指向心理学などを初期のベースとしていました。

 

最近ではデイヴ・スノーデンのカネヴィンフレームワークやダニエル・カーネマンの認識論、エニアグラム、エドガー・シャインのプロセスコンサルテーションなどを積極的に実践しています。

 

 

 

システム思考

STARクラブ(SystemsThinkersAppliedResearchシステム思考研究会)

 

 

ジェイ・フォレスターのシステムダイナミクスから、学習する組織で有名なピーター・センゲのシステム思考(第5の規律)までを、既存の理論として学びながら実際の事例に適用してマスターしていく。アカデミックな演習は理論を理解するためのものとして限定的に行い、実践事例を中心として対話と稽古を重視する。

 

創り出す・structural tension

 

プロセスワークを使って葛藤(conflict)をプロセス(process)する

 

反脆弱性Antifragile

 

CLEAN LANGUAGEクリーン・ランゲージ

 

プロセスコンサルテーション

 

カネヴィンフレームワーク

 

創り出す思考

 

<開催概要>

■日時: 毎月 第4木曜日 19:00-21:30

■会場: 東京都中央区(銀座、京橋など)

 ※会員の方に毎月MLでお知らせしています。

≫詳細・お申し込みはこちらから

 

今週のサンタフェ通信より

■ピクチャリングが切り開く世界■

 

ピクチャリング(picturing)と呼ぶ技法があります。話し相手の発する言葉を次々と映像(pictures)に転換して聴いていく技法です。ロバート・フリッツが何十年も前に編み出した技法です。プロセスコンサルテーションという著書の中でエドガー・シャインもこの方法に言及し、絵で聴くことの有効性を裏書きしています。

 

私自身は、2002年にロバートからピクチャリングを習って以来ずっとピクチャリングを実践しています。2003年頃からはいろいろな人たちにこの技法を伝えてもいます。コーチ、コンサルタント、トレーナー、ファシリテーターのようなプロだけでなく、マネジャー、リーダー、ネゴシエーター、ミディエイターなど、正確な現実理解が仕事の成否を左右する人たちにとってピクチャリングは決定的に有効です。

 

絵は言葉を立体化し、話し手のリアルな体験や感覚を再現します。言葉だけでは理解し得ない次元へあっという間に到達します。絵を共有した同士は同じリアリティを共有するのです。

 

これを教えるロバート・フリッツが来日し、直接トレーニングを受けるチャンスを得た人たちは、いろいろな反応を示しました。私が十数年間にわたってピクチャリングを伝えてきた体験でも、同じようにいくつかの種類の反応があります。

 

ある人たちは「自分は絵で聴くのが苦手だ。映像人間じゃなくて言語人間だから」と言います。

 

またある人たちは「自分はビジュアル人間で、これは教わらなくてもやっている」と言います。

 

多くの人たちが「これは凄い。今までと違う次元でコミュニケーションが起こっている」と言います。

 

それぞれがそれぞれの体験をしています。一つひとつ見ていきます。

 

まず、「自分は苦手だ」と言う人たちは2種類に分かれます。苦手だからできない、やらない、という人と、苦手だからやってみよう、と言う人です。

 

ロバート自身がもともと映像的ではなく(音楽家で、耳人間でした)、ピクチャリングは得意でなかったと言います。しかし練習と実践によって熟達しています。元々の才能や適性は関係ないのです。

 

次に「自分はもうやっている」と言う人たちです。これも2種類に分かれます。ひとつは実際にできている場合です。教わらなくてもあるレベルまでは経験的にできているのです。ただしそれはもう学ぶ必要がないということを意味しません。それどころか、あるレベルまでできている人は次のレベルに行くために一層の規律と目的を要するものです。ピアノを叩いていきなり弾けた、という人が、そのまま練習をしなかったら上手に弾けるということがあるでしょうか。

 

もうひとつは、「できているつもり」の人たちです。映像にすると聞いて、勝手なイメージをこしらえて聴いている人たちがかなりいます。ピクチャリングの目的は連想や空想を繰り広げることではありません。話し手の話を正確に客観的に理解することです。そこで大切なのは、自分のイメージを排除し、話し手の話に100パーセント集中して理解することです。

 

私たちはたいていいろいろな「隙間」を埋めながら話を聴いています。一を聞いて十を知るというのが賢いのだと思い込んでいます。「皆まで言うな」「言わぬが花」という日本の言語文化も大いに関係あるかもしれません。いちいち詳しく細かいことを確認せずに「察する」「忖度する」というコミュニケーションの習慣があります。

 

ピクチャリングはそういう習慣をぶっ飛ばし、相手が実際に何を言っているのかに完全に注意を向けます。すると、どこまでが相手の言っていることで、どこからが自分の憶測や思い込みであるかが少しずつわかってきます。

 

隙間を想像で埋めないこと。これを実践するには規律と訓練が必要です。絵にするのが不得意な人も得意な人も、ともに意識的なトレーニングをする必要があります。

 

それができると、それまでとは違う次元でコミュニケーションが成立することになります。

 

連想、空想、想像、妄想、憶測を排すること。隙間を埋めないこと。

 

これを習慣化すると、ピクチャリングは単なるコミュニケーションの技法ではなく、思考を明晰にすることに直結します。

 

ピクチャリング(映像化スキル)をマスターすると、ただ単に相手の話を正確に聴き取れる以上のご利益があります。話が、どんな話でも、面白くなるのです。

 

これはたくさんの人たちが経験しています。

 

何気ないありふれた話でも、ピクチャリングして詳しく具体的に聴いていくと、まるで映画や小説のように面白くなることがあります。相手の人の日常がドラマ化されて投影されているようなものです。

 

実際、ピクチャリングを教えるロバートは、頭の中に映画撮影のカメラがあって、カメラマンが全ての話を撮影しているようにして聴くのだ、と教えています。

 

例えば、小池さんというお坊さんが解脱に失敗して懺悔している話があります。これは観念的にまとめてしまえば非常につまらない話で、「成功したと思った」「失敗だった」「落胆した」というだけです。どこにでも転がっているようなありふれたことで、何のニュース価値もないように思えなくもありません。

 

しかしピクチャリングして具体的に聴くと、これはもう抱腹絶倒、前代未聞、見たことも聞いたこともない冒険と興奮の物語に変わります。

 

さりげない日常の風景が、ときめきとドキドキにあふれた新鮮な世界に変わるのです。

 

私がコーチングで巡り会うクライアントのどんな話を聞いても決して退屈することはなく、心から興味深く話を聞ける理由も、私に特別な忍耐力や感受性が備わっているからではなく、ただただ丁寧にピクチャリングしていることにあります。

 

サンタフェ通信10月4日より

 

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サンタフェ通信

 

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新着イベント

 

■□■イベントスケジュール案内■□■

 

10/11(金)夜 SCCP説明会 ZOOM

 

10/16(水)夜 オブジェクティブコーチング道場2019

 

10/18(金)夜 STARクラブボーナスセッション

 

10/19(土)午前午後 ワークショップデザインワークショップ

 

10/19(土)夜 頭脳が活性化する呼吸法と瞑想のクラス

 

10/20(日)朝 ディベート道場 2019(7)

 

10/24(木)夜 STARクラブ

 

10/26(土)夜 ディベート道場 セルフトレーニングコース

 

11/30(土)午前午後 ワークショップデザインワークショップ

 

オブジェクティブコーチング道場2019インタビュー

・オブジェクティブコーチング道場の特徴

・オブジェクティブコーチングとは何か

・オブジェクティブコーチングの実践と可能性

 

オブジェクティブコーチング道場(OC道場)は、コーチングの初心者から第一線のプロまで、さまざまな経験レベルの人たちの稽古場です。

 

初心者の人たちは、コーチングの基礎から学び、プロとして実践できるレベルを目指します。スキルや心構えが大切なことはもちろんですが、全体を通して知識や技術以上のことを学びます。

 

コーチングを職業として選択しない人たちは、自己開発・自己成長の手段としてオブジェクティブコーチングを活用できます。オブジェクティブコーチングは、自分自身を客観的に知り、自分の実現したい仕事や人生を実現するための方法です。単なるコミュニケーションの技術ではありません。認知・認識・発達を促進する方法です。

 

オブジェクティブコーチングの方法を自分自身のために活用できたら、人間関係を通じて他の人のために使うことができるようになります。

 

道場では、安全な場で互いの稽古を通じてコーチングの方法を学び、学びながら自分自身の成長や他者への関わりを促進していくことができます。

 

すでにクライアントを持ち、コーチングを実践しているプロフェッショナルの人たちは、オブジェクティブコーチングを熟知することによって、自分自身の実践を見直し、磨きをかけることが可能になります。

 

また、コーチングを過去に学んで充分に活用できなかった人は、自分にとって必要な方法を見出し、シンプルに統合することを学びます。

 

オブジェクティブコーチング道場は生涯学習の場です。卒業や完了はありません。ただし1年間の修了時に所定の出席とスキルを認定された参加者には、学習時間とスキル認定の修了証を発行します。

 

 

 

ディベート道場には、経験者から全くの初心者まで一緒に学んで稽古していきます。

 

毎回、参加者のニーズに対応し、参加者の創造的な学びの場をつくることが目的です。

 

経験者が近くにいること、初心者が近くにいることで、創発的にたくさんのことを学べます。経験者は初心を忘れず、初心者は、経験者と一緒に学ぶことであらゆるハードルが下がっていくでしょう。

 

全くの初心者だからと言って心配する必要はありません。ディベート道場では個人のペースで学ぶことを大切にしています。

 

※ディベート大会への参加。セルフトレーニングコースのSkype稽古への参加は強制ではありません。

 

 

動画

 

 

どうやってお金を稼ぐのがいいのでしょうか。どのようにお金を使うのがいいのでしょうか。お金を儲けすぎるのは罪なのでしょうか。それともお金はいくらあっても腐らない、あったらあっただけいいものなのでしょうか。

 

20世紀の思想家アイン・ランドは、お金をクルマのようなものだと言います。行きたいところに連れていってくれる乗り物です。でもクルマを運転するのは自分です。運転の仕方を知り、行き先を知らなければいくらお金を持っていても意味がありません。

 

ヤロン・ブルックは、アイン・ランドの哲学オブジェクティビズムに依拠しながら、彼の専門である金融をベースにしてお金の秘密を紐解いてくれます。お金について考え、対話し、ときには議論して、仕事や生活や、現在や将来のために自分が何をできるかを探求していきたいと思います。

 

ヤロン・ブルック白熱教室〜アイン・ランド哲学とマネーの未来

 

書籍

 

『偉大な組織の最小抵抗経路』ロバート・フリッツ著、田村洋一訳

 

 

前進するか、揺り戻すか“構造"が組織の運命を決める
組織を甦らせ、志と価値を実現する普遍の原理

 

【序文 ピーター・センゲ(『学習する組織』著者 )より】
“私が最初にロバートと仕事をともにするようになって20年以上が経つ。
以来、ずっと変わりなくロバートは友人であり、私のメンターであり続けた。複雑なテーマを解き明かし、単純明快な原理で効果的なアクションに導くロバートの手際にはいつも驚かされる。
しかし、ロバートの単純明快さはしばしば誤解されやすい。物事を矮小化する単純さではなく、物事を浮かび上がらせる非凡な単純化なのだ。
つまらないアイデアを複雑にしてみせる安直なビジネス書やマネジメント手法が流行する昨今、幅広い生の現場体験に裏打ちされた深い洞察を見事なほどシンプルに提示してくれるものは滅多にない。"

 

『自意識(アイデンティティ)と創り出す思考』ロバート・フリッツ、ウェイン・S・アンダーセン著、田村洋一監訳

 

 

人生やビジネスを創り出すのに自分が何者かなんて関係ない!
―理想や才能にとらわれずに望む人生を生きる

 

『不確実な世界を確実に生きる―カネヴィンフレームワークへの招待』コグニティブ・エッジ、田村洋一著

 

 

2018年5月1日朝、カネヴィンフレームワークを創造したDave Snowdenにインタビューしました。字幕つき映像で公開中です。

 

 

音声教材 STARクラブセミナーズセルフトレーニング

 

私が学んだファシリテーションの極意
インタビュースキルトレーニング
ひとりから始める事業の作り方(全3回コース)〜人並み外れた努力や才能は要らない〜
知的プロフェッショナルの思考技術
戦略コンサルタントの思考技術〜提案力を向上する〜
プロセスコンサルテーション入門講座
ほか

 


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