リサーチ、分析、立論の三位一体 | ディベート道場

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2018 第1回 リサーチ、分析、立論の三位一体

 

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◇ディベート上達の秘訣は見切り発車?

 

◇ディベートの目的
・広義のディベートと狭義のディベート
・意思決定について

 

◇ジャーナリング
@今ディベート道場で得たいことは何か
A今ディベートについてすでに知っていることやできることは何か
シェア

 

 

◇稽古
トピック「大麻合法化」
・今自分が知っていること思うこと
・実行したら良くなると思うこと
・実行したら悪くなると思うこと
を列挙

 

チームに分かれて30分でディベートする準備をする
(リサーチ、分析、立論)

 

試合

 

ジャッジ

 

 

◇振り返り
リサーチ、分析、立論の三位一体について

 

 

ディベート道場の皆さん、

 

今季第1回の今朝の道場はたった3時間でディベートの基礎の基礎から試合準備と試合もどきまでやってしまいました。参加した皆さん、お疲れ様でした。

 

とはいえ、ディベートの理論解説やルール説明はまだほとんどしていないので、今日の内容は来月以降に時間をかけて解き明かし、拡張していきます。

 

「日常でどんな稽古をしたらいいか」「ディベーター現役時代にどんな練習をしていたか」などの質問があったので、ひとまずお答えします。

 

1.ディベーター現役時代にしていた練習

 

とにかくディベートを見て、聞いて、フローをとって、そしてチャンスさえあれば試合することでした。初心者のうちはこれに尽きます。

 

今から35年前なので時代が違うのですが、ディベートの試合を録音したカセットテープを入手して(ダビングして)いいスピーチの箇所を繰り返し聞いていました。ウォークマンで音楽ではなくディベートを聞いているのがたいていのディベーターでした。

 

特に気に入ったスピーチはシャドウィングしていました。テープを聴きながら口に出してスピーチするのです。そのうちに印象的なフレーズは記憶していました(記憶するためにリピートするのではありません。リピートし続けた結果として記憶してしまうだけです)。

 

そして試合に使えるように議論を書いたブリーフ(紙に議論をタイプしたものをbriefsと呼びます。短いという意味です)を、これまた繰り返し速いスピードで口に出して読み続けます。これも記憶する必要はありませんが、何十回も繰り返すうちに憶えてしまうこともあります。

 

試合するチャンスがあればできるだけ試合をし、誰かにジャッジしてもらい、勝ち負けを分析し、いろいろとひとりで考えたり、チームで考えたり、上級者に質問したり、ジャッジに質問したりします。上級者の場合はできるだけ強い相手と対戦するのが一番ですが、初心者の場合はとにかく丁寧に試合をして振り返るのが一番です。

 

あとは、暇さえあればディベートの理論を勉強して自分で考え、「どうしたら勝てるのか」を考えます。私が初心者の頃はいい入門書があまりたくさんなく、Basic Debate、Advanced Debate、Contemporary Debateなどが定番のテキストでした。そのほかに英文の論文をコピーして読んでいました。そういうリーディングの過程でシステムダイナミクスを知り、システム思考を知ったのです。(システム思考については今年のディベート道場の中で学びたいと思います。)

 

ディベートで使うのは、頭と手と口と耳、この全部が大事です。口も回らないといけないし、耳が聞こえないといけない、手が動かないといけない、頭が回らないといけない。毎日が稽古の連続です。

 

2.日常でどんな稽古をしたらいいか

 

これは皆さんの目指すレベルにもよるので一概に言えませんが、ディベートに上達するための一般的な助言としては、とにかく試合をすること、そして試合を前提とした練習をすること、です。

 

そして上達したい人にはとにかく「見切り発車」を勧めます。「充分に準備ができたら試合しよう」という姿勢でいたら何年経っても試合ができないかもしれません。今日のように半即興(半時間の準備)でもひとまず試合はできます。上手い下手は別として、とにかくまずは試合に慣れることです。

 

試合をすれば自分に足りないことがわかってきます。口も回らないし、手も動かないし、耳も聞こえていないし、頭も回っていない。ひとつずつ稽古していき、次第に統合していきます。

 

ぜひ仲間や先達と一緒に話し合いながらゆっくりやってください。焦って何かをやっても身につきません。語学などと同じで、必要に迫られれば必ず上達します。ディベートの「必要」とは、とりあえず試合に勝つことです。

 

いろいろシャドウィングしてみてください。ディベートの試合の録音はYouTubeでもすぐに発見できます。ニュースやラジオ番組、ネットのいろいろな音声をシャドウィングし、フロー(記録)をとってみることです。速いスピーチでも確実に正確な記録をとる練習をし、工夫を凝らしてみてください。私の場合は左右両方の手にペンを握ってフローをとる練習をし、試合中に使えるようになりました。

 

ディベートの思考訓練も日常の中でいろいろできることがあります。「ディベート道場」(evolving)を読んで参考にしてみてください。ディベート稽古・実践をゲーム化した演習もたくさん紹介してあります。ぜひ他のメンバーと情報共有して無理のない範囲で工夫して稽古してみてください。

 

Danna

 

PS 7月21日に七夕杯ディベートコンテストが予定されています。これについては後ほど詳細を発表します。奮ってご参加ください。

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