オブジェクティブコーチング | 田村洋一

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オブジェクティブコーチング道場

 

オブジェクティブコーチング道場とは

 

オブジェクティブコーチング道場は、プロのコーチが切磋琢磨するための稽古場です。それと同時に、コーチングを知りたい、学びたいという、たくさんのアマチュアの皆さんの参加を歓迎します。

 

事の起こりは数年前、コーチングを教えてほしいというリクエストでした。

 

私は企業クライアントを中心にプロフェッショナルとしてエグゼクティブコーチングを行っているほか、依頼に応じて企業のマネジャーに対するコーチングのトレーニングも提供しています。しかしコーチングを学びたいという個人の方のリクエストに応じるのはこれが初めてです。

 

オブジェクティブコーチングの特徴

 

オブジェクティブコーチングの最大の特徴は客観性です。

 

オブジェクティブコーチングでは、コーチングを受けるクライアントの構造をひたすら客観的に見つめます。現状のシステムとありうべき将来のシステムのふたつを構造的に観察していきます。コーチがクライアントと協働で観察していくのです。

 

ここまでならフッサールの言う間主観性と呼べるものです。

 

オブジェクティブコーチングでは、クライアントの現実が客観的に把握され、具体的に変化していくためのレバレッジを重視します。そのために言語的手段はもちろん、非言語的コミュニケーションを縦横に駆使します。

 

コーチングの会話を録音し、スクリプトを起こして分析し、コーチングのプロセスで何が起こっているのかを把握しようとする試みがありますが、この方法でコーチングの効果性が把握されることは未来永劫ないでしょう。これは経験のあるコーチならよく理解している事実です。コーチングの会話においては膨大な情報が非言語で交わされています。録音して分析できる情報はそのうちのごくわずかにすぎません。スクリプト分析は隔靴掻痒、靴の上から足を掻くような営みです。

 

これは科学的事実であると同時に経験的事実です。

 

誰かに会ったときに不思議といろんな話をしてしまった、という経験はありませんか。そして話を聞いてもらったことだけでなぜだか頭がすっきりと良くなったような気がした経験はありませんか。(それは気のせいだけではなく、実際に頭が良くなっているのです。)

 

逆に、話したいことの半分も話せなかった、聞いてもらいたいことを聞いてもらえなかった、とても話せる空気じゃなかった、ということもしばしばあります。

 

オブジェクティブコーチングでは、この非言語のコミュニケーション環境を明らかにし、コーチとクライアントがどのように客観性を高めていけるかを探求します。

 

すでにコーチングの経験がある人は、いかに自分の思考とコミュニケーションが有効に機能しているか、あるいはしていなかったかを再発見することでしょう。一方、コーチングをこれから学ぶ人は、熟練したコーチが密室の会話でいったい何をしているのかの謎に肉迫することになります。

 

オブジェクティブコーチング目指すもの

 

オブジェクティブコーチングが目指すものは、豊かな人生です。

 

人生は他人のものではありません。一人ひとりの個人が、自分本位に人生を切り開いていくことこそ、平和で豊かな社会の礎です。そのためには感情や状況に振り回されるのではなく、自分の意図と意志をもって状況を創り出す力が求められます。

 

私たちは誰でもその力を持っています。高度な技術や知識は必ずしも要りません。ただし、客観的に現実を見ること、創造的に将来を見ることが必要です。本来の力を使えるように整えることです。

 

オブジェクティブコーチング道場では、何よりもコミュニケーションに先立つ思考と認識の訓練を重視します。コーチングは決してコミュニケーションのテクニックではないのです。効果的なコミュニケーションが成立するためには客観性が必要なのです。客観性のためには世界を見る一定の見方が大切です。

 

オブジェクティブコーチングを学んだ人たちは、単にプロのコーチとして活躍するばかりではありません。日常のさりげない会話や人間関係を通じて自分の周囲から平和や豊かさを体現していくことが可能になります。

 

世界を変えようと思ったら、まず自分からその変化になることだ、というマハトマ・ガンジーの言葉はよく引用されます(If you want to change the world, be the change you want to see in the world)。

 

自ら変わること。

 

コーチがクライアントを相手にして、相手を変えようと四苦八苦するのではなく、自ら変わること。これがすなわち本当のコーチングの実践です。相手を変えようとするのではありません。自分から変わっていくのです。

 

オブジェクティブコーチング道場では、単なるコミュニケーション稽古ではなく、ささやかな人生の実践に取り組みます。

 

オブジェクティブコーチング道場は、企業などの組織のリーダー、マネジャー、エグゼクティブはもちろん、プロのコーチ、コンサルタント、ファシリテーターなど、オブジェクティブコーチングの考え方とやり方から学びたい人全般に開かれています。

 

<一般コース>

 

◆期 間:1年間 全12回(2017年1月-2017年12月)

 

◆日 時:月に1回 9:00?12:00(3時間)
※全て土曜日の朝で、場所は銀座、東銀座、京橋の会場を使います。

 

<セルフトレーニングコース>

 

◆対 象:
時間や場所の制約により、道場に参加できないがオブジェクティブコーチングを学びたい方。

 

◆コース内 容:
1.月1回のオブジェクティブコーチング道場で道場主がレクチャーした音声を聴く。
  音声は講義が行われた10日前後を目安に配信します。
2.Skypeで行なわれるメンバーによる自主稽古会に参加し、コーチ・クライアントの両方をやってみます。
3.都合の合う日には道場参加可能です。
4.道場メールグループで情報や意見交換してください。
*なお、2?4は希望者の方のみ。途中から参加してみたくなった人は、その時点から参加可能です。

 


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