オブジェクティブコーチング | クライアントは誰か | 田村洋一

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第5回 クライアントは誰か 人間関係のシステム

 

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もうすぐレポートと録音が上がってくると思いますが、それを待ちながら今月の稽古を振り返りたいと思います。

 

1.冒頭では get the job, get the job done、すなわち仕事を獲得し、仕事をやりおおせる、コーチングにおける契約・実行・完了の話をしました。

 

これまでずっとコーチングの稽古をしてきましたが、稽古の中心はクライアントの話を聴くことにありました。傾聴がなくてはオブジェクティブコーチングは成り立ちません。

 

先月は質問の稽古をし、askとlistenの同時並行的両立を稽古しました。

 

皆さんの中にはコーチングスキルがすでに高い人がいますし、稽古しているうちにいやがうえにもスキルは高くなります。

 

大切なのは、スキルを使って契約・実行・完了し、クライアントの力になることです。これはプロとしてサービスする人はもちろんのこと、コーチングの考え方やり方を活用する人全てに求められることです。

 

「仕事をする=コーチングをする」ということは、プロフェッショナルのコーチングの一部でしかありません。いかに「仕事を得る」かも併せて重要になってきます。

 

2.中盤は、デモンストレーションコーチングで「問いかける」「働きかける」稽古をしました。

 

ここでの基本は緊張構造に尽きます。ビジョン・リアリティ・アクション、結果・価値・行動です。

 

問いかけ・働きかけとしては、
「もし・・・したとしたら」
と問いかけ、今この瞬間のリアリティとは別の未来を描き出すことがポイントでした。

 

クライアントの眼前に「まだ見ぬ未来」を描き出すのです。それはクライアントが描き出すのですが、コーチは問いかけ・働きかけによってクライアントが絵を描くための白いキャンバスを用意するのです。

 

この手法の詳細は今後の道場でさらに詳細に稽古していきます。

 

ビジュアル思考トレーニングとして来月STARクラブセミナーでワークショップを開催することになったので、興味のある人は気楽にお問い合わせください。

 

https://www.facebook.com/tamurayoichi/posts/10208521751593988

 

3.道場の最後は、エグゼクティブコーチングのケースでした。

 

ここでも基本は全く同じです。ビジョン・リアリティ・アクション、結果・価値・行動を聴くための白いキャンバスをクライアントの眼前に用意します。

 

少しだけ複雑なのは、エグゼクティブコーチングの場合は組織の利害関係者が多いので、彼らの話を聞き、多角的・全面的に情報収集しつつ関係性構築・改善をサポートすることです。

 

クライアントは誰なのか。もちろんコーチングを受けているエグゼクティブはクライアントです。しかしコーチングを依頼してきた依頼主もクライアントであり、企業組織が正式な契約上のクライアントであり、関係者もクライアントです。

 

エグゼクティブコーチングについては今後の道場で必要に応じてもっと紹介していきます。今月の稽古で咀嚼しきれなかった、消化できなかったという人は心配しないでください。まだまだこれからです。

クライアントは誰か | 人間関係のシステムオブジェクティブコーチング | 田村洋一関連ページ

第1回 オブジェクティブコーチングとは何か
◆今月のテーマ◆ ・コーチングの全体像 ・成果を生み出すコーチングの構造 ・プロフェッショナルコーチの心得 ・参加メンバーのドリーム ・聞く稽古、観る稽古 ・今月の課題
第2回 思考と感情と客観性(認知モデル)
◆今月のテーマ◆ 結果・価値・行動を聴き分ける § Journaling Q1. お昼が終わった時、何が起こっていればいいですか?(Vision) Q2. 今、この瞬間何が起こっていますか?(Reality) Q3. 3時間後のVisionに辿り着くためには何が必要ですか?(Action) 2〜3分 2〜3人でシェア ProcessとContextが大事 VisionとRealityが基本。Vision(志や未来)があればRealityは近づいていく。 OCは認知のメソッド。 Realityに対する執着が強いとなし崩し的に何も起こらなくなる。どちらとも大切。 シェア:手ぶらで立って目が合った人と挨拶しVision・Action・Realityのどれかを聴く
第3回 オブジェクティブコーチングの目指すもの
◆今月のテーマ◆ Self Discovery / 自分(で・を)(再)発見 § ペアでこの3ヶ月の振り返り OCを学んでいくうちに既存の知識や身に着けた学びが相対化された →型(理論・セオリー・モデル・手本・見本)の中からエッセンスを見出して統合し、内在化していく 3Cの時間モデルにあるようにContractが無いと会話がうまくいかない。暗黙的でも非常に重要。
第4回 傾聴と質問 共感しないで話を聞く
◆今月のテーマ◆ 傾聴(Listen)と質問(Ask, Explore) § Focusを移動するexercise―Shadowingを使って―  方法:本の朗読を聴いた側から声に出して繰り返す  4つのfocusを意識して実践   @as is(そのまま)   Afeeling(雰囲気・感じ・vibration)   Bfacts(事実・内容)   C瞬間(この瞬間に起こっている事実・声のトーン・リズム・音階・etc...)
第6回 オブジェクティブコーチングの成功の定義
◆この半年で学んだことを振りかえる ジャーナリング この半年間で学んだことは何か。 学んだことにはどんなインパクトがあったのか これから自分にとってどんな探求が必要か。自分に何が起こったらいいのか。 ◆コーチングはコミュニケーションの方法? 間違いではないがコミュニケーションの前に認知の方法である。考えること。問うこと。 問う→考える→認知が変わる→コミュニケーションが変わる オブジェクティブコーチングは上の問いを通じてクライントの「自己発見」と「自己変容」を助けること。 ジャーナリング @自分がコーチのとき、クライアントに何をもたらしたいか。 A自分がクライアントのとき、自分は何をつくりだしたいのか。 B@とAの答えをみて何に気がついたか。
第7回 メタスキル 技術や知識の下部構造
メタスキル みんなそれぞれがもったスキルや技を使えるようにするためのスキル→心のスキル化(心のあり方を技として使う) やり方−doing あり方−being 芝居の世界では当たり前に行われている。下手な芝居でなく、本当の芝居は心も入っている。本当の芝居は心もそこにあるから誰も嘘だと思わない。コーチングも基本的には同じように使える。
第8回 なぜコーチングが効果的なのか
★シャドウイングの稽古 1.そのまま聴く 2.意味のかたまりで聴く 3.絵で聴く 4.体感で聴く ・クライアントの言っていることがよくわからなくてもそれを()に入れてそのまま聴く。 ・全体像を受け取る。 ・オブジェクティブコーチングはアドバイスよりも自己発見を促すもの。クライアントの状況を全て理解できなくてもできる。 ・「結果、価値、行動」「ビジョンとリアリティ」クライアントは何を発見すれば次に行けるだろうかを考える。 傾聴→ 「判断」しない 「解釈」(make sence)しない 「分析」しない 判断するのはクライアントである。
第9回 プロフェッショナルなコーチングの条件
★プロフェッショナルなコーチングの条件 ジャーナリング ・プロフェッショナルとしてすべきことは何か? ・プロフェッショナルとしてあるまじきことは何か? グループでシェアして添削し合う 次のポイントでチェック ・プロとして必須のもの ・プロとしてあったらいいもの ・場合によるもの ・時間軸(契約、コーチング、完了) ポイントを絞って清書する
第10回 なぜクライアントはコーチングに投資するのか
◆コーチングにおいて考えるべき原則 究極的にはコーチがクライアントの話を完全に理解することはない。 コーチ→「Not Knowing(知らない)」ところから働きかけ続ける。 CLEAN LANGUAGE クリーン・ランゲージのスタンス 「クライアントを知る必要はない」「クライアントを知らないことこそいい」 逆に コーチ→「自分にはクライアントのことがわかっている」というスタンスでコーチングする人も多い。 このふたつのスタンス違いを知っておくことが大切。 ◆演習 クライアントがコーチ候補に事前面談 「あなたはどんなコーチングをするの?」 「他のコーチと何が違うの?」 「私の問題をコーチングで解決できるの?」
第11回 コントラクト・コーチングの稽古
◆これまで学んできたことを総括しながら稽古 1.コントラクト 2.コーチング 3.振り返り 二人一組で稽古する ◆コントラクトの稽古 クライアント役の人にコーチ役の人が「このコーチングで何が得られたらいいか」を聞いて、それができそうなことであればコーチングの約束をする。 コーチは自然にしてもいいし、何かやりたいことにチャレンジしてもいい。 うまくコーチングするより稽古の中で何を学べるかを大切にすること。 クライアントは、自然に演じてもいいし、コーチがやりやすいようなクライアントを演じてもいいし、コーチがやりにくい難しいクライアントを演じてもいい。 ◆コーチング上達の秘訣 1.たくさん経験すること 2.学んだことを次に活かしていくこと 漫然と同じことを繰り返さないこと。

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