戦略コンサルタントの思考技術 | システム思考 | 田村洋一

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戦略コンサルタントの思考技術〜提案力を向上する〜

 

メタノイア・リミテッドで10年以上に渡って2000人以上に提供してきたトレーニングをベースに、今回は提案力向上にフォーカスします。

 

多くの受講者の方がビジネス思考力の基礎を身につけながら、同時に自分自身の強みやスタイルを見出し、実践的に活用するためのヒントをつかんでいます。

 

STARクラブセミナーでは、少人数ワークショップの利点を活かして参加する皆さんの個別のニーズや目的に合った演習を行います。

 

プロのコンサルタント、営業職、企業をクライアントとするコーチ、クライアントの相談に乗るような仕事をしている人やしたい人、今回は特に提案スキルを高めたい人にお勧めします。

 

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学校を出て最初の仕事はエンジニア(名刺の肩書きはアナリスト)で、その仕事を10年ほど続け、いつのまにかマネジャーになっていたが、ある時ひょんなことからコンサルタントになり、ほどなくコーチにもなって20年ほど経つ。

 

コーチもコンサルタントもクライアントの力にならんとする職業である。いくらいいことや正しいことを言ったりやったりしていると思っても、クライアントの力にならないコンサルタントやコーチは失格である。

 

どうしたらクライアントの力になれるのか。何をしたら助けになるのか。何をしないと力になれないのか。

 

そういうことを、クライアントから依頼のあるたびに具体的に考える。ひたすら考える。やりながら考える。やり終えてからも考える。

 

そして部下を指導したり、コンサルティングやコーチングの方法をひとに教えたりするうちに、「どうしたら力になれるのか(how can you help them?)」は鍵となる一般的な問いのひとつになっている。

 

30年前にエンジニアになったときにワインバーグという当時すでに伝説的に有名だったベテランコンサルタントの本を何冊も読んで、いろいろ学ぶことがあった。それは老賢人の知恵の伝承のようなものだった。クライアントに出会ったらこの質問をしろ、というような印象的なアドバイスのたっぷり詰まった知的な読み物だった。

 

ワインバーグは今でも面白い。が、自分の物にするのは意外と難しい。

 

25年前にバージニア州アレクサンドリアの本屋でロバート・フリッツを見つけた。それが大きな転換点となった。ロバートの教えることは今でも新鮮で、まるで色褪せることがない。(今もSTARクラブで紹介したりしている。)

 

20年前に戦略コンサルタントになったときに、エドガー・シャインのプロセスコンサルテーションを読んだ。これは目から鱗が落ちる体験だった。そして日頃のコンサルティング業務の中でそのパワーを実感した。シャインの本は今でも自分の「バイブル」である。(日本語訳の本の出来があまりよくないのが残念である。)

 

そして、1999年に「戦略コンサルティングに開眼した」と思った。これだ!と思った。極意をつかんだと思った。

 

それからは仕事が嘘のように楽になった。

 

戦略コンサルティングは答えのないパズルをずっと解き続けるような仕事である。全身全霊でパズルに打ち込む。しかし努力が報われる保証はない。いつまでも霧が晴れない日も多い。それでも考え続け、答えを出し続ける。答えの出ない仕事にストレスを受けて心身を蝕む人も続出する。

 

しかし「これでいいのだ」という奥義を知ったと思った自分は、苦しいときも辛いと感じることはなかった。むしろ産みの苦しみを心から楽しむようになった。

 

2001年から若いコンサルタントに「極意」を伝授するようになった。

 

どれだけうまく伝授できたかはわからない。が、2001年に指導した優秀な若手たちは、あっという間に一人前になり、今でも立派に活躍している。

 

2003年からはコンサルタント以外の一般のビジネスマンに「極意」を伝授し始めた。

 

これもどれだけ伝授できたかはわからない。が、多くの受講者が感銘を受け、今でも縁が繋がっている。

 

来月はこの「極意」のパーツである提案力にフォーカスしてワークショップを行う。

 

ワークショップは創発的・即興的で「半直線的」な学習プロセスである。何をやるかはあらかじめ決めているが、何が起こるかはやってみるまでわからない。

 

すでに個性的な人たちが何名も参加を表明している。きっと多くのことを学ぶ場になることになる。

 

このワークショップを一般向けに開催することは少ない。これが参加する人たちにとって画期的な出会いとなり、生涯続く力とならんことを願う。自分にとってエドガー・シャインやロバート・フリッツやジェラルド・ワインバーグとの出会いがそうであったように。

 

 

イントロダクション

 

★ペーパータワー
戦略的思考について

 

★演習「最初のミーティング」
無知にアクセスする ほか

 

★仮説を立てる
商品の日本市場規模を推定する

 

★モーラする
空間を埋めるのではなく空間をつくる
細分化について

 

★クライアント役になって考える

 

収録時間: 1:42:55 (レクチャー部分中心)
金額(税込)  \6,480

 

※このセミナーは静止画音声セミナーです。
※お申し込みの方にはパスワードを配信いたします。
※DVDでの提供は+1,000円になります。

 


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ひとりから始める事業の作り方(全3回コース)〜人並み外れた努力や才能は要らない〜
かつて経営戦略コンサルタントとして大手企業のビジネス戦略策定の仕事をし、次に事業会社で新規事業立ち上げに携わり市場戦略・マーケティング・営業・オペレーション・人材採用・育成コーチングなどを少人数のチームでやっていました。ありとあらゆることを考え抜き調べ尽くす中で、「本当の事業の成功とは何だろうか」と考えるようになりました。いくら調べて考え尽くしても将来を完全に予測することはできません。どんなに身を粉にして働いても努力が報いられるという保証はどこにもありません。しかし成功と不成功との間にはパターンとして認識できる違いがある。構造的にうまくいくパターンと一見したところ完璧なのに運に恵まれないパターンとがあります。そしてひょんなことから独立してクライアントの顧問業やコンサルティングやコーチングや教育などをやるようになり、今に至っています。事業の成功とは規模の大小ではありません。単なる目標達成のことでもないでしょう。本当の事業の成功とは何でしょうか?「秘密の鍵」を共有しましょう。
インタビュースキル
インタビューには表の目的と裏の目的とがあります。当然ながら表の技と裏の技があり、特に裏の技についてはアートでもあって教えられることはおろか、語られることもあまりありません。私自身これを習ったのはほんの15年くらい前のことです。しかしインタビュースキルをマスターすると世界がいっぺんに拡がります。いろんな人が世界を語ってくれます。見たこともない世界を見せてもらうことが可能になります。人とのつながりが豊かになり、一期一会のかかわりが思わぬ縁に発展することもあります。インタビューとひと口に言っても、見せるインタビュー、聞かせるインタビューもあれば、動かすインタビュー、動かされるインタビューもあります。聞き取りをすることばかりではないのです。コンサルタントのインタビューとジャーナリストのインタビューとでは異なります。あくまでも目的にかなったインタビューをすることです。
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英語でプレゼンテーションするにはコツがあります。流暢に喋れるだけがポイントではないのです。プレゼンテーションを英語でできれば、それ以外のふだんの会話も上達します。プレゼンテーションはとってつけたような他人の言葉で喋るのではなく、いつでもどこでも自分の言葉で話すことです。
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私がファシリテーションという方法を学んだのは今から16年ほど前のことです。それまで企業組織の中でプロジェクトリーダーをやったりマネジャーをやったり、チーム内のまとめ役をやったり、管理職をやったりしていましたが、なかなかうまくはいかない、歯がゆい思いをする、無駄なことや無理なことばかりしてしまう、と感じていました。ファシリテーションは、劇的に素晴らしい体系でした。誰でもできる。誰でも学べる。誰でも使っている。若い人もベテランの人も、背の高い人も低い人も、声の大きい人も小さい人も、男も女も、日本人も外国人も、立場や性格に関係なく使っていました。何年かすると、ファシリテーションに慣れてきました。 すると、今の今までいろいろと無駄なことや無理なことをやろうとしていたことに愕然と気づいたのです。ファシリテーションの極意は、「やらないこと」です。もちろん、やるべきことはやります。場の状況を観て、組織やチームの中でぽっかり空いている穴があったら、ファシリテーターは、機を見てすかさず働きかけます。優れたファシリテーターは優れたリーダーシップを発揮するものです。しかし本当に優れたファシリテーターは、余計なことをしないのです。人は何かが少しうまく行くと調子に乗り、ついつい余分なことをしては、他人を動かそうとしたり、状況を無理に変えようとしたりしてしまいます。余計なことは余分なだけでなく逆効果です。ファシリテーターの経験から学んでいる人はそれを知っています。しかるべきタイミングでしかるべきアクションをとり、しかるべき変化をしかるべく見守るのです。

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