緊張構造 structural tensionA | システム思考 | 田村洋一

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創造と葛藤

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今月のテーマ:創造と葛藤

 

 

先月に続けて、創造の方法としてのstructural tension。
作り始める前に、作り終えることを考えることを練習するのに加えて、
tension間の相互作用、いわゆる葛藤をどう扱うかについて。

 

▼warming up
  ┃Q.先月描いたstructural tensionがどう働いたか
  ┃Q.visionを描いてから取り掛かることを練習してみたか
  <意見>
  ・"tension"は身体的な緊張・負荷のことではない
  ・「やろう」が「やるべき」になって「やりたくない」になる
   ←今月のテーマ。前に進むゴムと、後ろに引っ張るゴムの葛藤
  ・学生時代にmustと思っていた外国移住が、ウン十年後にchooseになった
  ・無駄を減らす節約は揺り戻しを招く。何かを実現するための貯金は続けられる
  ・作曲する方法を作ってそれをビジネスに応用しました(自慢)

 

▼visionに向かうtensionを妨げる作用を知る
  ┃1.自分がする「べき」と思っていること、課していること、
  ┃  絶対そうだと思っていること、そうしないと恐ろしいと思うことを
  ┃  list upする
  ┃2.それを複数人で比べてみる。自分にとっての「べき」が
  <意見>
  ・ある人は「気分いいから」やっていることを、ある人は「義務だから」やっている
  ・ダイエットしよう→少し減った→じゃあ甘いものをご褒美で食べよう
  ・私が能力を発揮する→私が目立つ→私は他の人を辱めている→私は罪悪感を感じる
   何が間違っている?
  ┃0.二人一組で、clientとguide役を決める
  ┃1.clientの「やりたいと思っていることA」
  ┃  「やりたいと思う時にそれを妨げることB」を聴く
  ┃2.Aを前方に、Bを後方に置いて、clientにBとAとの間を歩いて貰う
  ┃3.guideはclientが何を感じるかを聴く

 

 

▼葛藤を手放す
  ┃1.右手の拳をぎゅっと握る
  ┃2.右手に意識を集中する
  ┃3.右手の拳から力を抜いて楽にする
  ┃4.右手に意識を集中する
  ┃5.左手の拳をぎゅっと握る
  ┃6.左手に意識を集中する
  ┃7.左手の拳から力を抜いて楽にする
  ┃8.左手に意識を集中する
  意識を向けることと、力を入れることとは関係ない
  ┃1.頭のてっぺんを指で触る
  ┃2.頭のてっぺんに意識を集中する
  ┃3.鼻、口、顎、喉、胸、腹に対して1,2を繰り返す
  ┃4.指で触らずに頭〜腹に順に意識を向ける
  ┃1.右手に「やりたいと思っているoutcome/vision」を置いてイメージする
  ┃2.左手に「いまの姿reality」を置いてイメージする

  ┃3.右手と左手両方を同時にイメージして、間に働くtensionを感じる
  自分を縛っているものの存在にまず気付く
  次にそれを断ってゆく、手放して行く
  その時にその縛っているものの背後にある価値観を否定する必要はない
  ただ選択しているだけ(否定したらまたそれは縛り)
  「べき」を取り外すことと、「べき」ことをしないこととは別の話
  事務仕事が大変だ、やりたくない、苦しい
    →「べき&できない」に後ろ向きに引っ張られている。
     拳を握りしめている。
  事務仕事が大変だ、やらないでいると本来やりたいことの障害になる、
  ならばいついつこうして実行しよう
    →visionに向かうtensionに基いて、realityの一部としての「事務仕事」に
     淡々と対処している。拳に力はいらない。
  ┃1.自分を縛っている「べき」をひとつ選ぶ
  ┃2.その紐に縛られていることを確認する
  ┃3.その紐を取り外すことを想像する

  ┃4.その紐を実際に取り外してみる
  ┃5.今と前との違いを観察する
  ┃6.1〜5を別々の紐に対して繰り返す
  ┃7.自分を縛っている全ての「べき」を取り外すことを想像する
  ┃8.自分を縛っている全ての「べき」を実際に取り外してみる
  ┃9.全ての紐が取り外されたとして、今、何を選択するか
  ┃  自分に何が起きているか どういう自分でありたいか
  ┃  その自分は何のようか
  ┃10.そのイメージを絵に描いてみて
  <意見>
  ・イメージは湧いているのに絵に書くと言われるとしぼむ
   ←心に描くことが主、絵に描くことはいち手段

 

 

▼最後に
あり方という内面の豊かさと、外から見える経済的や物質的な豊かさとは別物
描いたvisionを外面と結びつけすぎないこと
内省や瞑想の習慣がある人はそこで、そうでない人は日常の生活習慣の中で
内面の豊かさに目を向けてみて下さい
何かを始める前に終わりを考えることは引き続き練習を続けて下さい
まずは皿洗いから

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緊張構造を使いこなす この数ヶ月間の振り返りをjournaling→dialogue→discussion
葛藤から創造へ
先月まではロバート・フリッツの「クリエリティング」にフォーカス。 人間はただ生きのびるのではなく、何かをつくり出す生きもの。そこに人間らしい価値や意味がある。「何かをつくり出そう」と思うことは人間にしかできない。楽曲、料理、作品を「つくる」メソッドは、キャリア形成、事業創造にも応用できる。 自分の望ましい未来の成果をつくり出す→人間は活性化する。 「自分がつくり出したいビジョン」 「まだビジョンが実現していないリアリティ」というふたつのポイントがあるとテンションが生まれる。この緊張構造でビジョンはつくり出させる。 しかし、この普遍的で誰でも使えそうなメソッドをなかなか活かせない場合や状況が存在する。この原因を考えるときヒントになるのが今月のテーマである「コンフリクト」。 構造的緊張は何か物事をつくりだす原因になるが、構造的葛藤や対立状況はつくったものが元に戻ってしまうという循環を引き起こす(ダイエットのリバウンドなど)。 ロバート・フリッツ→コンフリクトをいかに創造的に変えていくかとうのが主眼。今月からは、プロセスワークの創始者アーノルド・ミンデル博士の知恵を借りて「コンフリクト」を新しい目で見ていく。
葛藤(conflict)をプロセス(process)する
「コンフリクト」(対立、軋轢、葛藤)は一般的には嫌なもの。日本は特に“和をもって尊しとなす”ということで、コンフリクトが起きないようにしたり、コンフリクトを遠ざけたりする。ところが皮肉なことに、プロセスワークを学んだ人たちは、わざわざコンフリクトをつくって楽しんだり、コンフリクトに喜んで近づいたりすることがある。いざとなればコンフリクトはいい関係をつくる下地になる。コンフリクトはネガティブな側面もあるが、そこからポジティブなものをつくり出すことができる。これがプロセスワークも有効な使い道のひとつ。この考え方を学んで、自分で実践することは誰でもできる。コンフリクトが起きても、それを活用してクリエイティングすることをライフスタイルできる。
葛藤(conflict)をライフスタイルにする
対立や軋轢が表面化したとき何が起こるか? 起こりやすいパターンは…… ・フリーズ 何もできずフリーズしてしまう。たとえば、鹿が道を横断しようとしたら、目の前に急に車が迫りびっくりしてフリーズするようなもの。コンフリクトに対して心や身体の準備ができていないときにフリーズするのはよくあること。あるいは、恐怖を避けるために逃げることもある。
反脆弱性 Antifragile
★Antifragile反脆弱性とは何か “衝撃を利益に変えるものがある。そういうものは、変動性、ランダム性、無秩序、ストレスにさらされると成長・反映する。そして冒険、リスク、不確実性を愛する。こういう現象はちまたにあふれているというのに。「脆い」のちょうど逆に当たる単語はない。本書ではそれを「反脆い」、または「反脆弱性」と形容しよう。” 『反脆弱性』ナシーム・ニコラス・タレブ(ダイヤモンド社)

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