時間感覚が変わる | 田村洋一 | サンタフェ通信

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時間感覚が変わる

 

時間をゆっくり感じることができたら仕事や生活はどう変わるでしょうか。

 

私自身の体験では、同じことをしていても時間の過ぎるスピードを変えることができます。

 

ひとつは競技ディベートの体験です。

 

ディベートの試合では、非常に短い時間の中で、非常にたくさんの複雑な議論をやりとりし、その試合に決着をつけなくてはなりません。ほんの数分間で決定的な反対尋問を行い、ほんの数分で致命的な反駁を行わなければなりません。

 

競技ディベートで訓練された人の多くが、日常の仕事をゆっくりに感じるという体験をしています。無駄なことをやめ、大切なことだけに集中する頭の習慣が身につくのです。

 

もうひとつは瞑想の体験です。

 

呼吸や身体の動きを通じて意識をコントロールし、自分の環境変化を丁寧に、つぶさに観察していく瞑想を実践していると、身体感覚が明敏に目覚めていきます。そうすると、同じ時間の中で起こっていることをこと細かに感じ、時間を長く感じるようになります。

 

時間を長く感じるというのは退屈することとは違います。時間を豊かに、たっぷりと楽しめるスペースとして体験することです。

 

今はドイツのアレクサンダーテクニークの学校で、豊かで長くてたっぷりとした時間と空間を愉しんでいます。

 

この時間と空間の感覚を日常生活や仕事に持ち込んで、世界を豊かで平和なものにすることができたら、人生はどのように変わるでしょうか。

 

サンタフェ通信7月24日号より一部抜粋しています。


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