それは正しい問題なのか | 田村洋一 | サンタフェ通信

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それは正しい問題なのか

「私が地球を救うために1時間与えられたら、59分を問題の定義に使い、残りの1分を問題の解決に使うだろう。」
(アルバート・アインシュタイン)

 

私たちは「問題解決病」です。「問題」を与えられるとパブロフの犬のごとく「解決」に走ってしまいがちです。それが解決すべき問題なのかどうか吟味もせずに。

 

単純な問題の場合はそれでいいのです。「時計が壊れた」「直そう」というように、問題の性質が自明であるなら、きちんと分類整理して、しかるべき解決策を見つければそれでいいのです。

 

複雑な問題の場合はそれでは困ります。ビジネスや人間関係などの問題の多くは複雑です。「壊れた」「直そう」という直線思考では埒があきません。

 

「何が本当の問題なのか」
「それが解くべき問題なのか」
「その問題を解いたら何がもたらされるのか」

 

今週はクライアント企業のマネージャーを相手にしてビジネス思考力向上のトレーニングを行っています。ビジネスマネージャーたちは問題解決のエキスパートです。しかし、必ずしも問題定義に長けているというわけではありません。問題解決に長けているために、ついつい得意な解決策に走ってしまいます。

 

複雑な問題の場合、そこで立ち止まる必要があります。

 

「何が本当の問題なのか」
「それが解くべき問題なのか」
「その問題を解いたら何がもたらされるのか」

 

間違った問題を解決してしまうのは、解決しないより悪い結果になりかねなのです。

 

サンタフェ通信10月16日号より一部抜粋しています。


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