応用することが学ぶこと | 田村洋一 | サンタフェ通信

このエントリーをはてなブックマークに追加

応用することが学ぶこと

今週は米国マサチューセッツ州にいます。ピーター・センゲがファシリテートする組織学習のワークショップに来ています。その中で事前学習のリーディングがいくつかあり、ピーターのThe Fifth Discipline25周年インタビュー記事の中に興味深い話がありました(組織学習学会SoLの機関誌Reflections中の記事)。

 

25年前、1990年にThe Fifth Discipline(邦訳「学習する組織」)を著したときから基本的には何も変わっていないが、社会状況やツール群の充実などの具体的変化はあった、これはちょうどピーターが勤めるMIT(マサチューセッツ工科大学)の建物が改築されたのにピーター自身のオフィスの部屋がほとんど同じ場所にあって25年間変わっていないのと同じだと気づいた、という話です。

 

私が主催する研究会であるSTARクラブは、ピーター・センゲが実践して唱導しているシステム思考に触発され、その応用実践を掲げて2008年に発足してからちょうど7年が経ちました。

 

この7年の間にメンバーも変わり(7年前から変わらずいる人も何人かいますが)、扱う内容の広さや深さも変わりました。

 

しかし、人間や世界を有機的なシステムとして見てアプローチし、人や組織や社会の変化に関わっていく、そのための方法論を探求する、というSTARクラブの姿勢やコンセプトには全く変わりありません。

 

本で学ぶことや講義を聞いて学ぶことも大切です。が、本当に学ぶということは楽器の演奏や外国語の習得と同じで、実際に使えるようになって初めて学びが完了するのです。実践して応用して結果を見届けて初めて本当に「学んだ」と言えるのです。

 

マサチューセッツのワークショップで学んだことを日本でまた分かち合うことができるのを愉しみにしています。

 

サンタフェ通信12月11日より一部抜粋しています。


ホーム RSS購読 サイトマップ