マインドフルになるということ | システム思考 | 田村洋一

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マインドフルになるということ

ヴィパッサナ瞑想を指導してくれたスマナサーラ長老に「瞑想でいったい何を得るのですか」と訊ねた人がいました。

 

長老は笑って、「瞑想は得るためにするものではありません。手放すためにするのです」と答えていました。

 

マインドフルネスの実践は、器に砂を詰め込む仕事ではなく、器に詰まった砂を空にして、手放すことから自由と幸福が訪れるものです。

 

マインドフルネスの実践とは、ただ瞑想することではありません。アウェアネス(気づき)を高め、マスタリー(熟達)を深めることです。仕事の量を増やすのではなく、仕事の質を変えることです。やることを増やすのではなく、やらないほうがいいことを見極め、やることの質を高めることです。

 

瞑想を始めて数年で生活の質が変わったと言う人が周囲に何人もいます。これは不思議なことでもなんでもありません。ただ気づいていること、意識的に暮らすこと、丁寧に働くこと、それだけです。

 

得ようと頑張るのではなく、手放すことから新しい意識が手に入ります。意識が変わることから行動が変わり、行動が変わることから生活が変わり、生活が変わることから仕事や人生が変わっていくのです。

 

マインドフルに生きるということは、自分の世界を根本的に変えていくことです。

 

それは瞑想というささやかな実践からスタートします。

 

サンタフェ通信4月8日より一部抜粋しています。


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