利己的(selfishness)とはどういうことか | オブジェクティビズム | 田村洋一

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利己的(selfishness)とはどういうことか

先週の金曜日は銀座ビジネスセンターに集まり、第一回オブジェクティビズム研究会(The Objectivist Reading Circle)を開催しました。

 

研究会のキックオフには、これまでアイン・ランドの小説や哲学を知らなかった多くの人も関心を持って集まってくれました。この研究会では、ひとまず「利己主義という気概(The Virtue of Selfishness)」を少しずつ読み進めることにし、第一回は序文(Introduction)を読みました。

 

アイン・ランドの言う倫理的な利己主義とはどういうものでしょうか。

 

利己主義者とは、自分の利益を最優先にする者です。

 

では自分の都合で約束を破る人は利己的なのでしょうか。

 

もちろん違います。自分の都合で約束を破ることを続ければ、その人は約束を守らない人だと周囲に認識され、信用を失います。信用を失えば自分の利益を損なうのですから、合理的に考えれば利己的とは言えないのです。

 

真の利己主義者は約束を破りません。信用を重んじ、他者との関係を大切にします。それが合理的な自己利益だと知っているからです。

 

自分勝手な人は利己主義者ではありません。ただの非合理的な人です。

 

真の利己主義者、倫理的利己主義者は、何をおいても合理的です。

 

享楽主義、気まぐれな欲望や非合理的な願望に振り回される者は、決して利己主義とは言えないのです。

 

サンタフェ通信4月15日より一部抜粋しています。


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