「考える」と「考えすぎ」とは全く違う | ディベート | 田村洋一

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「考える」と「考えすぎ」とは全く違う

競技ディベートをする人は他の人よりもたくさん物を考えています。ひとつのことを一方向から考え、別の方向から考え、また別の方向から考えます。そうしないと試合に負けてしまうので、必然的にそうするのです。

 

そういうと、「そんなに考えてばかりでは考えすぎになるでは」と言う人がいます。

 

全く違います。「考える」のと「考えすぎ」とではまるで逆なのです。

 

いわゆる「考えすぎ」の人は、「考える」ことをたくさんやっているのではありません。頭の中に雑念や妄想をたくさん抱えていて、あれこれ考えているつもりになっているのです。頭が雑念や妄想でいっぱいになっていると、本当に「考える」ことができません。

 

物事を考えるためには、マインドフルな状態、雑念や妄想から自由な心のスペースが必要です。

 

ああでもない、こうでもない、と迷ったり悩んだりしている心の状態は「下手の考え休むに似たり」であり、実際には物事を筋道立てて考えられていないのです。

 

「考えすぎ」という考えているつもりの状態をやめて雑念や妄想がなくなると、頭の中にがらんどうのスペースができます。本当に「考える」ことができるようになります。

 

雑念や妄想は思考の敵です。効果的な思考をするためには感情や煩悩の軛から自分を解放することが必要です。

 

 

サンタフェ通信6月10日より一部抜粋しています。


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