本物の学者・本物の教育者 | 田村洋一 | サンタフェ通信

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本物の学者・本物の教育者

生徒が予期せぬ質問をしたら、本物の学者や本物の教育者は、
「面白い。いったいこの質問はどこから来るのだろう?」
と好奇心を向けます。

 

本物の学者にとって的外れな質問などは存在しません。本物の教育者にとって、意外な質問は宝です。新たな領域を探求するチャンスだからです。

 

生徒が予期せぬ質問をすると、偽物の学者や偽物の教育者は、
「どうしてまともな質問をしないのだろう。この生徒には学ぶ気がない。または学ぶ能力がない」
と言って予期しない生徒からの質問を封じてしまいます。

 

偽物の学者は自説を守ることに執着しています。思わぬ質問を受けただけで拒絶反応を起こし、しかも自分が自説を防衛していることに気づいていません。

 

偽物の教育者は、自分の知識や考えを生徒に教えることに執着しています。生徒から思わぬ質問を受けると、その質問が未知の領域を切り拓くチャンスだということに気づけません。

 

偽物の学者は本当に学ぶことをやめてしまい、偽物の教育者は本当に教えることをやめてしまうのです。

 

本物の学者は常に学び、いつでも誰からでも学ぶことによってどこまでも学識を深め、領域を拡げます。

 

本物の教育者は常に学ぶ関係と学ぶ環境を創り出し、誰にでも学んで成長するチャンスを与え続けます。

 

「ここに何かある」と好奇心を持ったら、それが馴染みのない領域でも好奇心をもって探求に向かいます。馴染みのない領域なので当然ながら混乱します。しかし混乱や混沌を受け入れてこそ未知の道を歩めるのです。

 

 

サンタフェ通信8月12日より一部抜粋しています。


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