無理せず無茶しよう | 田村洋一 | サンタフェ通信

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無理せず無茶しよう

 

 限界に挑戦するというのは大切ですね。若いうちは特にそうです。

 

 例えば、自分は昔っから暑がりで、逆に寒いのには強いと思っていました。ところが、高校で山岳部に入部して雪山に行ったら、全然駄目です。喋ることすらおぼつかない。くちびるが凍って、口が固まってしまうのです。

 

 自分は論理的に考えるのが得意で、わりと弁が立つほうかな、と思っていました。ところが大学でディベート部(ESS)に入部してディベートをやってみたら、全然駄目です。一年間くらいは一向に試合に勝てず、校内の予選を勝ち抜けないため、大会にも出られませんでした。大会に出場して試合ができるようになったのは2年目からです。議論を楽しめるようになったのは3年目以降です。

 

 自分は物を書いたりまとめたりするのが苦にならず、企画や計画の作業も速くて得意です。ところが外資系戦略コンサルティングに転職して戦略コンサルティングプロジェクトに入ったら、得意なはずのことが通用しないほどのスピードと密度で仕事が動いています。「これはやり方を覚えないといけない」と思いました。やり方を覚えたら2年目にはこれほど愉快な職場はないと思えるようになりました。速くて深くて濃い仕事ができる理想の職場。

 

 

 …という具合に、得意のつもりのことが大したことなかったって経験をすることがあって、これは貴重です。自分の限界を発見し、新たな領域を開拓するチャンス、成長のチャンスです。

 

 新しい環境に自分を放り込むこと。安住しないことです。

 

 どんどん無茶をすること。次々とチャレンジすることです。

 

 ただし無理はしないこと。無理は禁物です。身体に悪い。

 

 成長と成功の経験則。無理と無茶の間に境界線を引くことです。

 

 

 

サンタフェ通信12月6日号より一部抜粋しています。


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