少し瞑想して 長く続けて | 田村洋一

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少し瞑想して 長く続けて

少しずつ少しずつ積み重なってやがて偉大な成果に至る身近な一例が、瞑想です。瞑想一回きりでもそれなりの効果はあり、繰り返せば積み重ねの効果がありますが、熱中して集中的に瞑想しても、やめてしまったら元も子もないのです。日々続けていくことから変化が起こり、5年、10年のうちに大変化になります。

 

瞑想は誰にでもできます。特別な才能は要らないし、莫大な費用もかかりません。実に手軽にできます。

 

しかし手軽にできるからか、手軽にやめてしまう人も多いのです。

 

瞑想というと座禅のことだと思っている人も多い。あれはしんどい、じっと座ってるのはきつい、と。お寺で座って、ちょっとでも動くと棒で打たれる、というイメージの人もいます。そういうのは禅寺の一部での修行風景で、瞑想一般に当てはまる光景ではありません。

 

瞑想は立ってもできる。座ってもできる。歩いてもできるし、踊ってもできる。黙ってやることも多いが、声を出す瞑想もあります。手動瞑想などは集中すらしないようにする瞑想方法で、瞑想イコール集中力ですらありません。観察が大切なのです。

 

座禅は瞑想のメソッドの中でも難しい部類かもしれません。

 

調息、調身、調心などという。正しい姿勢で正しい呼吸をして正しい心を調えるようにと言われたりする。それはもっともな指導ですが、瞑想がちゃんとできるための方便にすぎません。ところが知らない人は方便を目的と取り違えて、「瞑想は難しい」「じっとしていられない」「足がしびれる」「眠くなる」などといって瞑想をやめてしまうのです。

 

これは実にもったいないことです。

 

誰でもできることを、誰でもちゃんとできるように誰かが指導しているのに、かえって誰もができない敷居の高い特殊な活動になってしまっています。

 

瞑想は誰にでもできる。手軽にできる。そして続けることによって偉大な成果に至る。

 

ただし、興味と意欲を持った人にとってだけです。

 

あんまり一所懸命やらないほうがいいのです。あんまり熱心にやらず、少し瞑想して、長く続けるのがいいのです。

 

サンタフェ通信12月23日より


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