ちょうどいい大きさのビジョンを描く | システム思考 | 田村洋一

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ちょうどいい大きさのビジョンを描く

何かを創り出すときに必要なものがビジョンです。ビジョンがあるからこそ困難をも引き受け、労苦をも喜びに変えることができます。

 

では、ビジョンはどのくらいの大きさで描いたらいいのでしょうか。

 

「世界平和」というビジョンがあります。あまりに抽象的で壮大すぎるビジョンです。どういうことが世界平和であり、どういうことが世界平和ではないのか。何が世界平和を形作っているのか。思考や行動をガイドする役割を果たすためには、もっと具体的に粒度を上げなければなりません。

 

大きすぎるビジョンは漠然とした願望や果てしのない憧憬であり、道しるべ足りえないのです。

 

一方、小さすぎるビジョンも役に立ちません。

 

「柴漬け食べたい」と頭の中に描いても、それはただただ食欲や肉体的衝動に動かされるだけで、合理的意思決定の役に立たない。あまりにも小さすぎ、あまりに具体的すぎる。柴漬けを食べて一体どうなるのか。何の意味があるのか。それが何につながるのか。時空間を拡げてビジョンを展開する必要があります。

 

ビジョンが大きすぎたらもう少し肉薄してちょうどいい塩梅にする。役に立つサイズにする。ビジョンが小さすぎたら少し遠のいてちょうどいい塩梅にする。役に立つサイズにする。

 

ちょうどいいサイズにすること。これがビジョンを描く際の常道です。

 

 

サンタフェ通信1月20日より


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