喧騒の中でこそ瞑想を実践する | 田村洋一 | システム思考

このエントリーをはてなブックマークに追加

喧騒の中でこそ瞑想を実践する

瞑想しているときは心が落ち着くが、ふだんの生活に戻ると落ち着きを失う、という人がいます。

 

静かな環境で瞑想状態に入るものの、日常は喧騒に満ちています。そうすると、せっかく心が落ち着いたのに元に戻ってしまうと言います。どうしたらいいのでしょうか。

 

瞑想しているときに心が落ち着いているのなら、それは半分成功しているのです。その感覚をおぼえておくことです。

 

これは例えて言うなら、武術の稽古をしていて、道場の畳の上で技をおぼえたというレベルです。「できた!」という感覚です。

 

道場で技をおぼえたら、おぼえた技を実戦で使えるようにしなければなりません。

 

日常の喧騒の中においてこそ、本来の瞑想力が発揮されるのです。目まぐるしく事態が変化し、混乱を生じるような場面においてこそ瞑想的な、落ち着いた思考と行動が求められるのです。

 

静寂の中で瞑想を行うのは、瞑想意識を心身に覚えこませるためです。静寂の中でしか瞑想できないのでは困ります。それではまるで道場の畳の上でしか戦えない武術家のようなものです。いくら稽古が上手にできても、現実生活で使えなければ本来の意味がありません。

 

道場の畳の上で技を磨いたら、その技を戦場で使うのです。

 

静寂の中で瞑想をおぼえたら、その瞑想は職場や家庭や街中で使うのです。

 

そのためには瞑想意識を心身に覚え込ませ、それが発動できるためのスイッチを開発することです。

 

武術の稽古も瞑想の実践も、現実を離れてしまっては意味がありません。現実の中でこそ本領発揮するのです。

 

サンタフェ通信2月17日より


ホーム RSS購読 サイトマップ