創り出す(creating)という行き方 | システム思考 | 田村洋一

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創り出す(creating)という行き方

物や事を創り出す(creating)という行き方(a way of being)は、現代社会の中では圧倒的に少数派のようです。

 

課題解決型人材を育成せよ、などと号令をかける企業家や経営者は、creatingということを根本から知りません。あらかじめ設定された課題を解決するばかりの仕事は奴隷労働です。どんなに高度な問題解決でも同じです。高度な奴隷労働です。

 

経営コンサルタントは問題解決のプロだ、という評論家やコンサルタントもcreatingを知りません。問題を解決するという言い草で新しい問題をつくっています。そして新しい問題を解決するというサイクルを繰り返しています。

 

画家や作曲家や建築家やエンジニアなどのクリエイターは、たしかに自分の専門の仕事の領域ではcreatingを実践しているはずです。しかしそれは専門の仕事の中で創造しているだけです。専門以外の、仕事を超えた世界で物や事を創り出すという習慣を持つ人は滅多にいません。

 

Creatingはあくまでも選択です。選択とは、やってもいいし、やらなくてもいいということです。選択は義務や責任ではありません。選択は「創り出したい」と思うものを創り出すことです。「創るべきもの」を「創らねばならない」ということではないのです。

 

何を選択するのでしょうか。

 

それが本当の自由のことなのです。

 

自分が創り出したいものを選び、選んだものを創り出すことなのです。

 

 

サンタフェ通信3月31日より


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