葛藤から創造へ | システム思考 | 田村洋一

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葛藤から創造へ

去年STARクラブ(システム思考実践研究会)でロバート・フリッツの構造力学を取り上げたとき、「創り出す」ことをライフスタイルにしていくという話をしました。

 

ただの皿洗いでも「創り出す」。
部屋の掃除の時も「創り出す」。
溜まった雑用でも「創り出す」。
料理でも洗濯でも「創り出す」。
仕事でも人生でも「創り出す」。

 

「創り出す」というのはテクニックであると同時にマインドセット(心の態度)であり、生きる姿勢であり、日々の習慣となっていきます。そうなると全てが「問題解決志向」から「未来創発志向」へとシフトしていきます(両者の決定的違いについては「人生をマスターする方法」196〜202ページにも詳しく書いてあります)。

 

先月からスタートしたコンフリクトワーク(プロセスワーク)にも全く同じことが言えます。コンフリクトに遭遇したら、

 

「これはどんな知恵を含んだコンフリクトなんだろうか」
「これはどんな世界の多様性を表現しているのだろうか」
「このコンフリクトは自分に何を教えてくれるだろうか」
「このコンフリクトは自分にとってどんな恩恵だろうか」
「このコンフリクトによって世界はどう創造されるのか」

 

のように自動的に自然と自問自答し、その場で瞑想して学んでいくことが習い性となり、日々の生活の一部となります。

 

これは私にとってはロバート・フリッツの方法のさらなる適用でもあります。

 

どんなに深刻な葛藤場面に遭遇しても、「創り出す」ことを志向する。どんなに不愉快な摩擦に直面しても、平和を創造していく。繰り返し実践していくことから日々の習慣が生まれ、新しいライフスタイルが形成されていきます。

 

自分と敵対する人物や集団のエネルギーがまた自分自身に内在することに気づき、そのエネルギーを活性化して軋轢を乗り越えていく。

 

日々の暮らしの中で不都合や不愉快に出くわしたら、チャレンジと認識するだけでなく、「チャンス!」と思えるかどうか。衝突を避けず、対処しながら創造的プロセスに移行することができるか。どうやってそれができるのか。

 

今季のSTARクラブではそういうことを目指していきます。

 

サンタフェ通信5月5日より


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