「寄る年波には勝てない」という嘘 | 田村洋一 | サンタフェ通信

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「寄る年波には勝てない」という嘘

 

 「寄る年波には勝てない」と言います。

 

 もちろん一理あります。

 

 加齢にしたがって骨が弱くなり、筋肉が弱くなり、肉体が弱くなるというのです。

 

 でもそれはお話の半分でしかありません。

 

 最近の研究においては、歳を取るから弱くなるというより、弱くなるから歳を取る(老齢化する)と指摘されています。因果関係が逆です。

 

 「歳だから」と言って肉体に負荷をかけないようにすると、肉体が弱ります。肉体が弱ると老齢化が進みます。

 

 肉体には適度な負荷をかけることが必要なのです。荷物を運んだり長い道のりを歩いたりして負荷がかかると、体は休息を求めます。休息をしている間に体は回復し、負荷がかかる前よりも強くなるのです。

 

 人間の肉体には弾力性があり、弾力性を維持して向上するために負荷が必要なのです。

 

 ですから、「寄る年波には勝てない」というのは嘘です。半分は本当で、半分は嘘です。嘘を信じてしまった人は、「歳だからしかたない」と言うことによって、自己予言を成就してしまうのです。

 

 クルマにばかり乗っていると体が弱ります。デスクワークばかりしていると体が弱ります。私の昔の職場の先輩にも、30代に自家用車通勤をしていたことからすっかり体を弱くしたと述懐する人がいました。

 

 骨は鍛えていれば強くなります。筋肉も鍛えていれば強くなります。骨や筋肉や神経に負荷を与えて鍛え続けていると、「寄る年波には勝てない」というのが嘘であることがわかります。

 

 どうか鵜呑みにしないでください。

 

 実際にやってみてください。

 

サンタフェ通信1月24日号より一部抜粋しています。


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