カネヴィンフレームワーク | 田村洋一

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戦略的意思決定を支援するカネヴィンフレームワーク

昨夜のSTARクラブ(システム思考実践研究会)では、カネヴィンダイナミクスをテーマに複雑なシステムを観察し、「どうやって創り出したい変化を創り出せるか」を探求しました。

 

私たちの世界は常に揺れ動いています。

 

例えば、劇的な例を使って説明しましょう。ある日突然思いもよらなかった事件が勃発したとします。一体何が起こったのか、なぜ起こったのか、意図的だったのか、不作為だったのか、計画的だったのか、衝動的だったのか、個人の行為だったのか、組織的行為だったのか、事実がわかりません。状況は混沌に包まれます。

 

危機に際しては初動が肝心です。

 

個人や集団が手際よく危機に対応する場合もあります。一方で、初動を誤り、混乱に輪をかけてしまうこともあります。

 

やがて錯綜する情報の中から事実が明るみに出てきて、真実が姿を現し始めます。しかし諍いや策謀が起こり、何が本当のことなのかがなかなか歴然としないこともままあります。真実を闇に葬ろうとする勢力が台頭することも多々あります。

 

事件は当事者だけでなく多くの関係者を巻き込み、法的闘争や調停を要する混乱を生み出すことも珍しくありません。

 

カネヴィンダイナミクスは、このように系(systems)が変化し、移行していくことを観察し、それぞれの系にふさわしい言動と意思決定を考察することを可能にします。

 

混沌は危機であるばかりでなく、好機である可能性も含んでいます。ウィンストン・チャーチルの発言としてよく引用される “Never waste a good crisis”(良い危機を無駄にするな)という言葉があります。危機は管理するだけでなく、利用できる可能性をも提示します。既存の制度や体制が機能不全をきたしているのですから、新しい体制や制度を創り出すための好機となりえます。

 

事件が発生したとき、まずは危機によって生じる被害を食い止め、ダメージをコントロールすることが先決です。そのためには速やかで強いリーダーシップの発揮が求められます。

 

一方で、もし事件がもっと大きなシステム構造の表れだったとしたら、そして既存の構造に緩みを生じていたとしたら、それは単なる危機ではなく、好機になりうるポテンシャルを含んでいるかもしれません。

 

カネヴィンダイナミクスは、こうした系の変化・移行から学び、ときには旧態依然たるアンシャンレジームを解体し、社会や組織の制度や風土を脱構築・再構築するための戦略意思決定を支援することになります。

 

カネヴィンフレームワークの動的活用の可能性を引き続き探求していきます。

 

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サンタフェ通信5月25日より

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