生きた知識の学び方 | 田村洋一

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生きた知識の学び方

6月30日のSTARクラブセミナーでは「生きた知識の学び方」を学びます。

 

http://kokucheese.com/event/index/523643/

 

生きた知識を学ぶということの一例を紹介しましょう。

 

先日イギリスから来日したカウンセリングの先生が、ある技法の歴史と理論についてとてもわかりやすく、しかも非常に奥深い解説をしてくれました。私にとってそれは非常に意義深く、なおかつ極めて実践的な内容に思えました。

 

ところが人によっては「理論や歴史を知ってどうしたらいいというのか」という疑問を持ったようです。また別の人は「だいたい聞いたことがあるような話だ」と思ったようでした。

 

この時点で知識が生きたものになるか死んだものになるかの分かれ目です。

 

死んだ知識はその時点止まりです。1965年にどこの誰がどうした、この理論はイギリスの誰それが開発した、そういった知識が豆知識に留まっている限り何の実用にもなりません。クイズに回答できるくらいが関の山です。

 

ところがその日の解説は、トリビアの紹介などではありません。ある知識体系が一体どういう起源を持っているのか、誰がどういう目的で開発したのか、それが現実世界にどういう影響を与えたのか、他の異なる技法や思想からどんな影響を受けたのか、そこにどんな価値観が反映されたのか、どんな目標を目指したものなのか、話を聞くうちにさまざまなことが触発されます。聞いている自分自身の価値観、志、知識、無知、なぜ今の仕事をしているのか、なぜ今の人生を生きているのか、これからどんな仕事をし、どんな人生を生きて生きたいのか。

 

偉大な人たちの偉大な仕事は百科事典に閉じ込めておくべき死んだ知識ではなく、自分との接点がある限り自分自身の血肉になるべき生きた知識の候補です。

 

話を聞いた時点では生きた知識になるか死んだ知識になるかわかりません。自分の耳で聞き、頭でわかり、心に入れて、実践に移し、結果を見て、本当に自分の地や肉になっていくのです。しかし最初の入り口を間違えたらせっかくの知識も死んだ知識になってしまいます。

 

生きた知識の学び方では、こうした知識の獲得や学習場面において何をしたら役に立つのか、何をしたら邪魔になるのかを具体的に学んでいきます。

 

ワークショップの演習を通じて、教室の中でどうふるまうのが効果的か、教室の外の現実生活でどう問いを立て、どう考え、どうふるまうのが効果的かを学びます。

 

問いの立て方、頭の使い方、心の使い方、体の使い方などを知ることによって、その後の学び方が変わり、学んでいることの効果が変わるでしょう。

 

よかったらぜひきてください。

 

サンタフェ通信6月22日より

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