自分が本当に望む成果は何か | 田村洋一

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自分が本当に望む成果は何か

今年はロバート・フリッツ夫妻を日本に呼ぶということで、さまざまな準備を進めるとともに、研究会(STARクラブ)でもロバートの教える構造思考(構造力学)を研究しています。また、9月の2つの大きなイベントであるワークショップに申し込んだ人たちを対象に、無償でプレイベントを開催し、創り出す思考や人生の選択におけるキー概念を紹介したり、話し合ったりしています。

 

その中で登場する「望む成果」という言葉があります。

 

どんな成果を望んでいるのか。どんな結果を創り出したいのか。ロバートの構造思考で繰り返し繰り返し出てくる言葉です。

 

多くの人たちは「自分が望む成果」を考えることすらせずに行動しています。それは驚くべきことです。

 

自分が本当に何を望んでいるのかは、それほど簡単にわからないこともあります。私の友人で「やりたいことがない」と言う人がいます。この人はさまざまな欲求があり、その欲求の多くを自由な選択によって満足させています。しかし「やりたいこと」がないのだと言います。非常に残念なことですが、本人が言うのだから本当なのです。言い換えるなら「自分が本当にやりたいことが何なのかわからない」ということになるのでしょう。

 

自分がやりたいことは世界征服だ、世界平和だ、最終解脱だ、というように抽象的で曖昧な観念では駄目です。一方、うまいものが食いたい、いい暮らしをしたい、大儲けしたい、というような低次元の欲望でも駄目です。

 

自分が心底望むこと、本来の志と価値観を見出すには、具体的かつ長期的に思考する習慣が必要なのです。また、望んだことを自力で創り出せることを体験を通して知る必要があります。

 

STARクラブ(システム思考実践研究会)では、参加者全員に数週間で実現できるビジョンを描いてもらい、実際に実現する実験をしています。簡単すぎず、難しすぎず、実現できたら嬉しいことを選び、そのビジョンがまだ実現していない現実をしっかりと観察し、実現する策戦を立てます。

 

次回の研究会で実現報告を聞けるのが楽しみです。

 

サンタフェ通信8月10日より

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