本当のことを伝える | 田村洋一

このエントリーをはてなブックマークに追加

本当のことを伝える

昨日(2018年9月27日)は朝から夕方までロバート・フリッツによるトレーニングを受けていました。何のトレーニングかといえば、MMOT(Managerial Moment Of Truth)というロバートが開発したメソッドです。これは画期的なアプローチで、すでに世界中でトレーニングが行われています。日本で行われるのは初めてで、昨日は十数名のプロフェッショナルの人たちがトレーナーのトレーニングを受けました。

 

日常で本当のことを伝えずに曖昧に過ごしていることは驚くほど多いものです。

 

例えばおばあちゃんのうちに行って(これはロバートの挙げた例)、スープをご馳走になったとき、そのスープがおいしくなくても「おばあちゃん、このスープおいしくないよ」とは言わず、「おいしいね」と言って食べているかもしれません。本当のことを言って気まずくなったり、相手の機嫌を損ねたりしたくないからです。(その結果おばあちゃんは自分のスープを孫が喜んでいないことに気づかず、毎回一所懸命まずいスープをこしらえてるかもしれません。)

 

職場において部下がミスしたときに「まあ、この程度のことは言わなくてもいいか」「指摘して説明するより自分で直したほうが早い」「もっとできる奴にやらせることにしよう」などと思って言わずに済ませたりして、部下が学ぶチャンスを奪ってしまいます。

 

そして本当のことを言わないために部下がミスをし続けると、あるとき我慢できなくなって上司が爆発したりすることもあります。突如として叱責したりして、かえって本当のことは伝わらず、「やっぱり言っても無駄だった」と思ってまた本当のことを言わなくなるという悪循環です。

 

MMOTは人と組織の中に率直でいるための具体的で実践的な方法を取り入れ、学習と成長を飛躍的に促します。

 

期待していたことと実態との間に乖離があったとき、MMOTが始まります。マネジメントの正念場、真実が試される瞬間です。

 

今後MMOTについて伝えられる機会もあると思います。昨日は日本にMMOTが伝えられた記念すべき一日でした。

 

サンタフェ通信9月28日より

トップへ戻る