分けて考える(分割思考)方法 | 田村洋一

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分けて考える(分割思考)方法

「下手の考え休むに似たり」と言います。自分ではあれこれ考えに考えているつもりなのに一向に理解や決断には至らない、それは考えているのではなく思考が停止しているのに近いというのです。

 

ではどうしたらいいのかというと、分けて考えるという方法があります。

 

一番のお薦めは、構造思考と創造プロセスです。どんなときもひとつめの問いは、「自分は何を創り出したいのか」で、二つめの問いは「今どこにいるのか(創り出したい結果から見て現実はどうなっているのか」です。その二つの問いに答えることで緊張構造と呼ばれる緊張(テンション)が生まれ、「ではどうしたら創り出したい結果を創り出せるのか」という三つめの問いに進むことができます。

 

あれこれ考えあぐねているときは、いろいろな問いを行ったり来たりしているばかりで前に進んでいません。分割して思考することによって打開することができます。
もうひとつのお薦めは、政策ディベートです。ディベートは議論の方法であると同時に合理的意思決定の方法です。そしてディベートこそ分割思考の古典的方法です。

 

政策ディベートの競技では、明確な3つのモード、側面があります。あるトピックを肯定する側、否定する側、そして中立的に判定を下す側(ジャッジ)の3つです。「これをやるべきか、やらざるべきか」と悩んでいるとき、まず思考を分割し、「やるべきだ」というバイアスで徹底的に検証してみます。同じように「やるべきではない」というバイアスで徹底的に突きつけていきます。肯定と否定の両者を突き合わせ、最終的に「どちらなのか」という中立の立場(モード)に身を置いて判定を下します。

 

最後に、分割思考の極致ともいうべきなのがデジタル思考法です。デジタル思考法にもいくつかバリエーションがありますが、デジタル意思決定はそのひとつです。

 

9月に来日したロバートが教えてくれたデジタル思考法、その後STARクラブやロバート入門ワークショップでも紹介し、今後の入門コースでも実践していく予定です。

 

サンタフェ通信1月11日より

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