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頭の中に空っぽのスペースをつくる

先日のロバート・フリッツ監修プログラムでは、3点視覚法(three point visualization)をやり、自分の意志で意識をフォーカスできることを学び、ギアを変えスイッチを入れるようにマインドを使いこなす練習をしました。

 

受講していた人から「3点視覚法は何のためにやるのですか」という質問があって、ロバートの奥さんロザリンド・フリッツが「マインドは賢い犬のようなものだ」と言っていたことを思い出して説明しました。

 

賢い犬に仕事を与えると、いい仕事をします。ところが賢い犬に仕事を与えないと、ありとあらゆる悪さをします。

 

私たちのマインドも同じです。目的を与え、フォーカスを与えると、マインドは実に素晴らしい仕事をします。一方、フォーカスが与えられないと、ありとあらゆる悪さをします。あれこれとろくでもないことを考え、不安におびえ、欲望に振り回され、自分が本当にやりたいこととは正反対のことにうつつを抜かしたりさえします。

 

「考えすぎ」という状態はそのひとつです。

 

「考えすぎ」は「考える」ことをたくさんやっている状態ではありません。その逆です。あれやこれやと無駄なことや無用なことばかりに気が散ってしまって、まともに考えることができない状態です。

 

3点視覚法は、賢い犬のような賢いマインドにフォーカスを与える練習法です。上と言ったら上の一点に焦点を合わせ、下と言ったら下の一点に焦点を合わせることができます。同時に2点、3点にフォーカスすることができます。

 

これに熟達すると、単なる仕事の効率化以上の飛躍的な思考の向上が可能になります。頭の中にポッカリと大きなスペースが空きます。その大きなスペースを本当に「考える」ために有効活用することができます。「考えすぎ」のときはこのスペースに有象無象のノイズが渦巻いているのです。ノイズをクリアして、やりたいことをやることができます。

 

これが本当の「マインドフルネス」の状態です。頭を空っぽにし、自由自在に使う用意ができている状態です。

 

それに対して、ただただぼんやり瞑想していると、マインドフルネスならぬマインドレスネスの状態、心ここに在らずの状態になりかねません。

 

「考える」ためにはスペースが必要なのです。そしてスペースを創り出すことは、ちょっとした訓練と規律と経験によって容易に可能なのです。

 

サンタフェ通信6月7日より

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