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瞑想は明晰な思考を可能にする

思考は瞑想の敵ではありません。瞑想はむしろ思考を助けるものです。

 

ここからしてボタンを掛け違えている人たちがたくさんいます。瞑想のことを頭の働きを停止してしまう危険で怪しげなエクササイズだと思っていたり、逆に、頭のスイッチを切って心を別世界に遊ばせることだと思っていたりするのです。どちらも間違いです。あるいは瞑想体験の表層的な理解にすぎません。

 

瞑想の対極にあるのは、散漫な思考です。去年バーモントで再会したロザリンド・フリッツが

 

「人間のマインドは賢い犬のようなもの。仕事を与えると見事にやり遂げる。仕事がないと色々な悪さをする」

 

と言っていたのは、伝統的にマンキーマインドなどと呼び習わされているのと同じものです。放っておくと次々とあれこれ色々な考えや気持ちが湧いてきて、定まることがないのがマインドです。ときに思考そのものを敵視する人たちは、この散漫思考を敵視し、そのついでに明晰思考までもを敵に回してしまっているのです。全くその必要はありません。

 

実際に、きちんと瞑想できたら何が起こるのでしょうか。

 

集中力が高まり、観察が深まり、自ずと思考が明晰になります。マインドフルというのは、散漫な思考が止まり、集中することや観察することが可能になった状態を言います。

 

マインドフルネスは到達地点ではなく、重要な通過地点です。マインドフルになることから、意識を拡大したり絞り込んだり、対象に近づいたり距離を置いたりといった心の操縦が楽々とできるようになります。

 

瞑想しようとして頭がボーッとなっているのでは瞑想になりません。きちんと瞑想できれば頭はスッキリしてきます。ちょうど白いキャンバスを目の前にしたかのように、心の中にぽっかりと広い空間が広がり、いよいよやりたいことができるようになります。創意性を発揮し、創り出したい現実を創り出すことが容易になっているのです。

 

p style="text-align: right">サンタフェ通信9月6日より

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