冷静に考え、冷静に生きること | 田村洋一 | サンタフェ通信

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冷静に考え、冷静に生きること

 

 集団的自衛権行使容認に反対して抗議したりデモしたりして熱狂している人たちはどう贔屓目に見ても明らかに反知性的です。もちろん理解はできるし、賛成もできるのですが、まるで共感しないし、同情もできません。

 

 そうやって抗議してデモをして何が変わると思っているのでしょうか。

 

 熱狂しているときこそ必要なのは、冷静さを取り戻し、冷静に考え、冷静に生きることです。

 

 冷静を取り戻す有効なひとつの方法がディベートです。

 

 ディベートはあくまでもクールです。常に事実を見るか、あるいは見ようとします。常にロジックに依拠するか、あるいは依拠しようとします。

 

 熱くなりやすい人ほど、熱くなりやすい時ほど、冷静に沈着にディベートできることが自由を生み出すのです。

 

 ワールドカップに熱狂しているのは観客の私たちだけ。プレイしている一流選手たちは常に冷静を失いません。(彼らがゴールした時に抱き合ったりして大騒ぎするのは、あの瞬間だけに限定することによって喜怒哀楽の過剰エネルギーを散らしているのです)。

 

 冷静さを失って熱狂したプレイヤーはパフォーマンスを上げることができません。

 

 あなたは熱狂した観客でいることを選びますか。(もしワールドカップ観戦だけならそれでも問題ありません。)

 

 それとも冷静にプレイすることを選びますか。

 

 重要な国防政策について冷静を失って熱狂を選ぶ大衆は、控えめに言っても自滅的です。

 

 

サンタフェ通信7月4日号より一部抜粋しています。


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