無茶ぶりについて | 田村洋一 | サンタフェ通信

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無茶ぶりについて

 

 私はいきなり何かを頼まれるのが好きです。それは意見を聞かれたり、助言を求められたり、助力を請われたりなど何でもいいのです。仕事でも、仕事じゃなくてもいい。

 

 「今日の午後、空いてますか?」のように聞かれて、もし空いていれば何のためらいもなく駆けつけます。

 

 「今からコーチングしてください」と言われて時間と場所があれば二つ返事で応じます。

 

 常住坐臥。常に心身の準備ができていること。今から戦うことになったらおっとり刀で戦う。

 

 同じタイプの人はいるところにはいます。ディベート道場で師範代を頼んでいる古波倉さんとは、特に事前の細かい取り決めをしていなくても、「師範代、お願いします」と言ったら何ひとつ躊躇なしにやってくれます。私が突然の網膜剥離手術で道場をお休みした日も何事もなかったかのように仕切ってくれた。師範代だから当たり前、と言えばそれまでなのですが、人によっては「打ち合わせもなしに無茶ぶりしないでください」などと苦情を言う人もいます。

 

 なぜ無茶ぶりされて嫌なのか理解できるようになったのは比較的最近のことです。理解はできるものの、共感できるほどには至っていません。

 

 先日は「田村さんには昔、いじめられました」とNさんに言われました。私はNさんに親切にしたことならありますが、いじめたことなど一度としてないので、非常に意外に思いました。いつのことかと聞くと、怖いクライアントの前で仕事をしていた時、いきなり「Nさん!」とふられたと言うのです。

 

 あとで聞いたら、「田村さんにそうやって育てられた」という意味だったとのことでした。(だったら最初からそう言ってくれよ。)

 

 最近は少し反省して「無茶ぶり」をしないように心がけています。少なくとも、無茶ぶりを喜ぶ人なのか喜ばない人なのかを見極めてからするようにしています。

 

 でも、ときどき見誤ることがあります。そういうときにはできたら教えてくださいね。言葉や、仕草で。今後は無茶ぶりしないようにできるだけ気をつけますので。。。

 

 

サンタフェ通信8月8日号より一部抜粋しています。


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