私が学んだファシリテーションの極意 | システム思考 | 田村洋一

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私が学んだファシリテーションの極意

 

私がファシリテーションという方法を学んだのは今から16年ほど前のことです。

 

それまで私は、企業組織の中でプロジェクトリーダーをやったりマネジャーをやったり、チーム内のまとめ役をやったり、管理職をやったりしていましたが、なかなかうまくはいかない、歯がゆい思いをする、無駄なことや無理なことばかりしてしまう、と感じていました。

 

ファシリテーションは、劇的に素晴らしい体系でした。

 

誰でもできる。誰でも学べる。誰でも使っている。

 

若い人もベテランの人も、背の高い人も低い人も、声の大きい人も小さい人も、男も女も、日本人も外国人も、立場や性格に関係なく使っていました。

 

何年かすると、ファシリテーションに慣れてきました。

 

すると、今の今までいろいろと無駄なことや無理なことをやろうとしていたことに愕然と気づいたのです。

 

ファシリテーションの極意は、「やらないこと」です。

 

もちろん、やるべきことはやります。場の状況を観て、組織やチームの中でぽっかり空いている穴があったら、ファシリテーターは、機を見てすかさず働きかけます。優れたファシリテーターは優れたリーダーシップを発揮するものです。

 

しかし本当に優れたファシリテーターは、余計なことをしないのです。人は何かが少しうまく行くと調子に乗り、ついつい余分なことをしては、他人を動かそうとしたり、状況を無理に変えようとしたりしてしまいます。余計なことは余分なだけでなく逆効果です。ファシリテーターの経験から学んでいる人はそれを知っています。

 

しかるべきタイミングでしかるべきアクションをとり、しかるべき変化をしかるべく見守るのです。

 

この頃合いは実践の場で学ぶしかなく、教科書や参考書にも滅多に書かれていません。

 

ほんの少し意識を変え、ほんの少しスキルを身につけるだけで、誰でも実践可能なことなのに。

 

10月のSTARクラブセミナーでは、ファシリテーターの極意を紹介します。誰でも学べるファシリテーションの方法をトレーニングします。

 

 

サンタフェ通信8月29日号より一部抜粋しています。


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