サンタクロース | 田村洋一 | サンタフェ通信

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サンタクロース

 

 親「今年はサンタさん来ないかな」
 娘「いやいや、来るでしょう」
 親「そうかな。どうして?」
 娘「だって、いますから、サンタさん」
 親「そ、そうですか」

 

 というわけで14歳のクリスマスにもサンタは来ました。
 (うちは一番上が21で末っ子が14です。)

 

 サンタクロースというのはフィクションです。「神様」のようなものです。小さい子どもだけが信じています。大人になるうちに誰もが真実を知り、サンタクロースが架空の存在だったことに気づきます。

 

 気づいてもなおサンタクロースが実在するかのように振る舞うのは、フィクションのゲームを楽しんでいるのでしょう。ちょうど神様なんか信じていない人間が困ったときだけ神様にお願いするようなものです。

 

 サンタクロースの物語はまたメタファーでもあります。「神様」が全知全能のメタファーであるように、愛と贈り物の精神を表現するメタファーがサンタクロースなのです。

 

 自分の中にサンタクロースを内在化して、愛と贈り物の精神を世界と分かち合う。フィクションを演じつつ子どもたちに豊かなメッセージを届ける。クリスマスはそんな季節です。

 

 クリスマスが商業化されていて仏教徒も無宗教の人もこぞってお祝いできる日本のこの季節、私は好きです。

 

 (さすがに来年は来ないかも。サンタクロース。)

 

サンタフェ通信12月26日号より一部抜粋しています。


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