ディベート道場の活動 | 田村洋一 | サンタフェ通信

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ディベート道場の活動

 

 ディベートは日常会話とはかけ離れた活動です。日頃の生活でディベートのように真っ向から議論をぶつけ合うことは、(日本においては)滅多にありません。

 

 一方で、ディベートはさほど特殊な方法ではありません。必要となれば誰もが学び、誰もが実際に応用できることなのです。

 

 ちょっと説明しましょう。

 

 仕事や生活の場面で、「これはどうすべきなのだろう」「本当はどうなのだろう」「何が正しいのだろう」などと考えるとき、私たちは自分自身の知識や経験、偏見や先入観に基づいてたいていのことを決定しています。

 

 会社や学校などで物事を決めるとき、多数決や少数者の独裁、場の雰囲気や序列が上位の人の支配などによって事態が動いていきます。

 

 つまり合理的とは言えない形で物事が決められています。

 

 ディベートはこうした意思決定の場面において、

 

 1.どう考えるべきか
 2.何を伝えるべきか
 3.どう決めるべきか

 

 を論理的に考えるためのトレーニングの仕組みです。

 

 ディベートは「ああ言えばこう言う」という口喧嘩では決してありません。

 

 物事を調べて根本的に考え、考えたことを具体的に伝え、伝えられたことに基づいて意思決定するプロセスです。

 

 ディベートを学ぶ人が特別な頭脳の持ち主である必要はありません。

 

 普通の人たちが、自分の頭で考え、仲間や同僚にそれを分かち合い、合意を形成していくための、頭の使い方や言葉の使い方をトレーニングしているのです。

 

 ディベート道場に集まっている人たちもいろいろです。

 

 会社勤めのビジネスマンやOLもいれば、主婦や学生や音楽家や建築家や法律家やマッサージ師もいます。

 

 皆それぞれがディベートを学び、頭脳を鍛え、思考力を高めて、仕事に活かし、自分自身や自分の組織を高めていこうとしています。

 

 

サンタフェ通信2月20日号より一部抜粋しています。


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