インタビューを必ず対面で行う理由 | 田村洋一 | サンタフェ通信

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インタビューを必ず対面で行う理由

 

 私は変革プロジェクトにおけるインタビューを基本的に対面で行っています。

 

 企業組織の変革において、さまざまな情報を収集して、プロジェクトを推進する際に、多くの社内外の関係者にアポイントをとってお会いし、インタビューするのです。
 電話でやったほうが早いのはわかっています。

 

 往復1時間も2時間もかけ、ときには1日かけてわざわざクライアントのオフィスに足を運び、要領の悪い受付で10分以上待たされ、ときには会議室がなくてあちこちで待たされ、ときには約束した時間に約束した人が来ず、雨の日も風の日もきちんとスーツを着てインタビューに出かけるのはなぜなのでしょうか。要らない苦労なのでしょうか。

 

 電話でやったならスーツを着る必要もネクタイを締める必要もない。傘も靴も名刺も要らない。

 

 なぜわざわざ足を運ぶのでしょうか。

 

 大きな理由はふたつあります。

 

 理由のひとつは明らかでしょう。電話では得られない、数々の情報を得るためです。

 

 電話でも息遣いとか声のトーンとか数々の非言語情報は得られますが、圧倒的に情報は言語的なものに限られるのです。

 

 人に直接会うことによって、その人の服装、身のこなし、立ち居振る舞い、匂い、顔の表情、身体の表情などの、実に膨大な情報を瞬時にして得ることができるのです。

 

 会議室が予約できていなくて来客を待たせるときの応対の仕方などには、その人の人柄や仕事ぶりだけでなく、社風や慣習が現れます。

 

 受付、エレベーター、ドア、応接室、会議室、飲み物の出され方、様々なことが全てデータになる。

 

 電話インタビューでは決して得られない膨大な情報です。

 

 しかし、私ができるだけ電話でなく対面でインタビューを行う大きな理由はもうひとつあります。全く違う理由なのです。

 

 それについてはまた今度お話ししましょう。

 

 

サンタフェ通信2月27日号より一部抜粋しています。


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