身体的コミュニケーション | 田村洋一 | サンタフェ通信

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身体的コミュニケーション

 

今月も企業組織におけるエグゼクティブコーチングの仕事に明け暮れています。

 

前にも言いましたが、私は基本的にクライアントと対面してコーチングやインタビューを行っています。

 

ときには電話でもいいと言われることがあります。たしかに電話なら雨に濡れることもないし、電車に揺られることもない。受付で待たされることもないし、エレベーターで最上階まで小さくなってることもない(311災害以降は高層ビルのエレベーターがスロー運転になったので待ち時間が増えました)。

 

たしかに香港とか大阪などの外国のクライアントの場合は電話に頼ることもあります。電話でもかなりの非言語コミュニケーションはできます。

 

しかしながら、自分は古いタイプのコンサルタントなので、多少の雨風や距離は我慢してクライアントオフィスまで足を運びます。

 

なぜかといえば、誰かと同じ部屋に入って同じ空気を吸ってときどき目を合わせて息を合わせる交流が人間を動かす力を、馬鹿にできないからなのです。

 

ほんのわずかな息遣い。ほんのわずかな目の動き。手の動き。体の動き。

 

関係性は、身体的コミュニケーションに現れます。目を見開いてよく見れば目に見え、温度で感じる。その、ほんのわずかな非言語コミュニケーションが成否を分けることがあるかと思うと、雨の日でも、厭わずクライアントオフィスまで足を運ぶのです。

 

サンタフェ通信4月24日号より一部抜粋しています。


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