統計は嘘をつくために使われる | 田村洋一 | サンタフェ通信

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統計は嘘をつくために使われる

 

ときどき思い出したように疫学的調査の結果が発表されて、

 

「緑茶を常飲すると死亡リスクが下がる」
「珈琲を常飲すると死亡リスクが下がる」
「カテキンの効果か」
「カフェインの効果か」

 

などと憶測されます。

 

無論こんな調査は何の科学的根拠にもなりません。

 

研究結果の発表元が、例えば国立がん研究センターなどというと、それが立派な権威のように思う人も多いかもしれません。が、実際は研究予算を使って量的な調査と統計分析作業をしているだけの話です。

 

調査結果は統計的に示された相関関係でしかなく、因果関係については何も示していません。

 

そういえば以前ジャンクフードを常食している人は常食していない人よりも健康状態がいいという疫学調査結果がありました。ではジャンクフードを常食したら健康になると言えるのでしょうか。

 

もちろんそんなわけはありません。相関関係は因果関係ではないのです。

 

調査も統計も悪くはありませんが、それをどう使うかのリテラシー、自分の頭で考える力のほうが大切です。

 

世間の統計は嘘をつくために使われるのですから。

 

 

サンタフェ通信5月22日号より一部抜粋しています。


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