負けをバネにする | 田村洋一 | サンタフェ通信

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負けをバネにする

 

なでしこジャパンの敗戦を見て、「アメリカチームは4年前に負けたのが、本当に心底くやしかったのだな」と思いました。なでしこサッカーを徹底研究し、分析し尽くしていたのだと思います。

 

先週の日曜日、STARクラブディベート道場で開催した七夕杯・ディベートコンテストで優勝したメンバーが、5ヶ月前の予選で戦績が悪かったのがくやしくて、以来、毎日頑張ってきたと話してくれました。負けた悔しさはバネになりますね。彼女は、優勝したばかりか、今回のコンテストでひとり最優秀スピーカーに選ばれました。

 

今から30年前に自分が学生ディベートをやっていた頃に何をやっていたかを思い出します。

 

まず、予選を突破するためにジャッジと相手チームをとことん分析していました。

 

一覧表を作って、どのジャッジがどの議論を好きか嫌いか、どの議論を採用するか採用しないか、ジャッジ分析を徹底的に行って、誰がジャッジに来ても勝てる戦法を考えていました。

 

そして、自分が対戦する可能性のある全ての敵の弱点と特長を分析し、どこを突いたら勝てるかをいろいろ研究していました。

 

ディベートといえば、論題の領域について調べて考えてまとめることが基本です。しかし、競技においては敵に打ち勝つこと、ジャッジに票を入れてもらうことが必要です。

 

ディベート道場では勝ち負けそのものをあまり重視していません。勝敗は時の運ですし、勝ち負けなんかよりも学ぶことが大切だからです。

 

しかし七夕杯のように真剣勝負をすると、やはり勝負にこだわって戦略や戦法を練ることから学べることも多いことに気がつきます。

 

いま、なでしこジャパンはきっと負けた悔しさをバネにしているに違いありません。

 

サンタフェ通信7月10日号より一部抜粋しています。


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